成瀬整骨院ブログ
多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、MGUSについて 2/3
2012年10月23日 15:51
こんにちは横浜市金沢区の整体・整骨・成瀬整骨院のスタッフです。多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、MGUSについて以下参考として引用します。2/3
家庭の医学 gooヘルスケアより引用
治療の方法
多発性骨髄腫の診断確定後、治療が必要な症例かどうかを検討します。無症状の症例(病期Iの大部分)では、治療を行わずに厳重な経過観察だけを行います。
病期IIまたはIII、明らかな骨病変の存在、M蛋白血症に関連した臓器障害、検査値異常を有する場合、またM蛋白が進行性に増加する場合が治療の対象となります。
65歳以下の治療対象となる患者さん
入院のうえ、造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植を前提とした治療を行います(高度の腎機能障害、心アミロイドーシス合併例は、適応を慎重に決定する)。通常、初回治療としてVAD療法(オンコビン、アドリアシン、デカドロン)を行います。
66歳以上の患者さん
原則としてMP療法(アルケランおよびプレドニン)を行いますが、一般状態が良好である場合、造血幹細胞移植を前提とした治療を検討することもあります。
移植以外の治療法を選択した場合、プラトーフェイズ(M蛋白値などが安定して増加してこない状態)への到達が、治療の第一目標となります。
自家(じか)造血幹細胞移植
現在、多発性骨髄腫(とくに65歳以下)の標準的治療法と位置づけられ、生存期間の延長が証明されています。自家造血幹細胞移植には骨髄移植(BMT)と末梢血幹細胞移植(PBSCT)の2つの方法がありますが、PBSCTのほうが感染症や出血などの合併症が少なく、早期に退院が可能であることから一般的になっています。
サリドマイド
サリドマイドが自家造血幹細胞移植後の再発時に有効であることが知られていますが、日本でも2009年から保険適応となりました。
ボルテゾミブ
難治性や再発骨髄腫に対しては、プロテアゾーム阻害薬のボルテゾミブが有効と考えられています。なお日本人に投与した場合、重篤な肺障害の報告があるため、初回投与は入院が必要です。その他、末梢神経障害や帯状疱疹(たいじょうほうしん)の合併に注意が必要です。
多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、MGUSに気づいたらどうする
多発性骨髄腫は一般に経過が長い病気ですが、骨痛や貧血などで日常生活に支障を来したり、感染症にかかりやすくなったり、時には腎機能が悪くなって透析(とうせき)を行わざるを得なくなるなど、さまざまな合併症を来します。これに対し、患者さん自身が担当医と相談のうえ、病気の状態を十分理解し、病気とつきあっていくことが重要です。
腎障害の進展を予防するため、十分な水分摂取を心がけることも重要ですし、白血球減少がない時期においても感染症にかかりやすいので、うがいの励行がすすめられます。
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