成瀬整骨院ブログ

前立腺がんの検査や診断、前立腺肥大症との区別の方法について

2012年10月22日 08:58

こんにちは横浜市金沢区の整体・整骨・成瀬整骨院のスタッフです。



前立腺がんの検査や診断、前立腺肥大症との区別の方法について以下参考として引用します。


家庭の医学 gooヘルスケアより引用


検査と診断
 前立腺がんは早期では症状がないので、PSA検査で早めに診断することが大切です。PSA検査は血液検査だけの簡単な検査法です。前立腺がん発見率は、カットオフ値4・0ngmlで検診を受けると、50~54歳で0・09%、55~59歳で0・22%、60~64歳で0・42%、65~69歳で0・83%、70~74歳で1・25%、75~79歳で1・75%と報告されています。カットオフ値とは、この値を境に再検査や治療を始めるための数値です。
 その値はがんの進行とともに上昇し、診断から進展度(病気の進み具合)、治療効果の判定、再発の有無、予後までも予測することができます。しかし、PSA値があまり上昇しない前立腺がんも15~20%あるため注意が必要です。
 そのほか、直腸診では前立腺がんは硬いしこりとして前立腺内に触れ、経直腸超音波診断では前立腺の変形、低エコー領域として認められます。最近は前立腺がんの早期発見の目的で、MRI検査、PETCT検査も行われています。
 これらの検査により前立腺がんが疑われたら、麻酔下に経直腸超音波検査で位置を確認しながら、前立腺の10カ所以上を針生検によって組織を採取し、がんの組織診断を行います。
 組織診断では、悪性度(高分化:G1、グリソンスコア3+3=6、中分化:G2、グリソンスコア3+4or4+3=7、低分化:G3、グリソンスコア4+4=8以上)と進展度(限局がん:A、B、局所浸潤(きょくしょしんじゅん)がん:C、進行がん:D)を調べます。
 前立腺がんの周囲への進み具合は、経直腸超音波検査、骨盤部のMRIによって調べます。全身のリンパ節転移は全身CT検査、PETCT検査で、全身の骨転移については骨シンチグラフィが有用です。

前立腺肥大症との区別
 早い段階では、前立腺肥大症と前立腺がんに症状の差はありません。どちらも、血尿や尿が出にくくなるなどの症状が現れます。前立腺肥大症ではどんなに進んでも、骨の痛み、下肢のむくみなどはみられません。直腸診では、前立腺肥大症は、弾力性のある腫大(はれて大きくなる)した表面が平滑な腫瘤(しゅりゅう)として触れますが、がんでは、硬いしこりを触れます。PSA値は、前立腺がんのほうが高値を示します。最終的には、前立腺の針生検を行って診断します。 



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