成瀬整骨院ブログ
胎児仮死(胎児ジストレス)の検査と診断方法について
2012年10月22日 18:42
こんにちは横浜市金沢区の整体・整骨・成瀬整骨院のスタッフです。胎児仮死(胎児ジストレス)の検査と診断方法について以下参考として引用します。
家庭の医学 gooヘルスケアより引用
検査と診断
(1)妊娠中の胎児仮死の診断
a.ノンストレステスト(NST)
結果が一過性頻脈を認める所見であれば問題はありませんが、一過性頻脈の消失、持続性頻脈、徐脈(じょみゃく)の出現、基線細変動の減少・消失は異常とされます。
b.超音波ドプラー胎児血流計測
低酸素状態などで胎児循環が悪化すると、臍帯動脈では末梢での血管抵抗が上昇し、拡張期血流の減少によりRI(resistance index:血管抵抗を反映する指数)が上昇します。さらに循環不全が進行すると、拡張期血流の途絶・逆流が認められます。
c.バイオフィジカル・プロフィール・スコアリング(BPS)
超音波断層法とNSTにより胎児の健康状態を評価する方法です。各項目は胎児の低酸素症の状態を反映しています。10点満点で、スコアが低いほど胎児の状態が悪いと考えられます。
d.胎児血採血
分娩開始前は臍帯穿刺(さいたいせんし)、分娩開始後は児頭末梢血採取(じとうまっしょうけつさいしゅ)が行われます。ただし、ともにリスクが大きいので、診断の目的のみで行うことはまれです。
e.生化学的胎児胎盤機能検査
母体の尿中のE3値は、その代謝の過程である胎児の副腎・肝臓や胎盤の機能を表します。またhPL(胎盤性ラクトーゲン)は、胎盤の合胞体栄養細胞より分泌される物質で、胎盤機能の指標です。そのほか、さまざまな胎盤由来の酵素も胎盤機能不全の目安になります。これらの検査は、胎児の状態を直接反映するものではなく、別の方法でも評価が可能なため、補助的な診断として位置づけられています。
(2)分娩時の胎児仮死の診断
胎児の心拍数図(CTG)により評価されます。持続性徐脈、遅発一過性徐脈(ちはついっかせいじょみゃく)、高度変動一過性徐脈、心拍数基線細変動の消失によって診断されます。
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