成瀬整骨院ブログ

胎芽の発生について

2012年10月22日 19:09

こんにちは横浜市金沢区の整体・整骨・成瀬整骨院のスタッフです。



胎芽の発生について以下参考として引用します。


家庭の医学 gooヘルスケアより引用


胎児の発育
胎芽の発生
 妊娠12週ころまでの器官形成期、つまり人間としての形ができるまでの期間は、胎児ではなく胎芽(たいが)と呼ばれます。
 受精から約1週間後、受精卵は、中心部に液体がたまった胞胚(ほうはい)と呼ばれる状態で子宮内膜に着床します。着床した胚はさらに分化を続け、受精後2週間で外胚葉(がいはいよう)、内胚葉(ないはいよう)の2種類の細胞が分化してきます。さらに1週間後には、外胚葉と内胚葉の間に、中胚葉(ちゅうはいよう)と呼ばれる第三の細胞群が分化します。
 外胚葉からは、表皮や乳腺、皮脂腺、歯のエナメル質など、体の外層をおおう組織が分化しますが、さらに体の正中部背側で外胚葉の一部が線状に体内に陥入し、管状構造をとって神経管になります。この神経管からは、脳、脊髄(せきずい)といった中枢神経のほか、末梢神経や眼球などが分化します。内胚葉からは、胃腸管などの消化管、気道上皮、膀胱などが形成されます。
 中胚葉からは、体内の内側をおおう組織に分化する側板(そくばん)と、いろいろな臓器に分化する沿軸(えんじく)中胚葉の2つの細胞群が誘導され、前者は腹壁など、後者は心臓・血管系、筋肉、骨、腎臓など多くの臓器に分化します。また、生殖器系では、生殖腺(精巣、卵巣)は内胚葉に由来する原始生殖細胞が、中胚葉に由来する生殖堤組織にアメーバ運動で侵入して形成され、性管(男性の精管や女性の子宮など)は中胚葉から形成されます。
 たったひとつの細胞である受精卵から、どのようにしてこのように完璧にコントロールされた組織分化が起こるのかは未解明の部分が多くあります。そのなかで、アクチビンというひとつの物質の濃度の違いで、同一の未分化な細胞から、心臓、腎臓など多くの臓器が区別されて分化することがわかってきています。



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