成瀬整骨院ブログ
もやもや病の標準治療について 2/2
2013年10月17日 15:11
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。もやもや病の標準治療について以下参考として引用します。2/2
家庭の医学Yahoo!ヘルスケアより引用
外科的治療
(a)手術の適応
小児例では症状があれば手術適応となりますが、成人例で虚血性発作をきたす例では、脳血流と血管拡張能力(脳循環予備能)が低下していながらも、CT(コンピュータ断層撮影)やMRIでは明らかな脳梗塞に陥っていないことが手術適応を決める必要条件となっています。脳血流を術前に調べるためにはSPECT(スペクト)、133Xe(キセノン133)CTが、また予備能を評価するためにダイアモックスという薬剤を静脈内注射(ダイアモックス負荷、成人1g、小児10mg/kg、約1分かけて静注)してSPECTを撮影する方法がとられます。
(b)手術方法
大別すると頭皮下の動脈と脳表面の動脈を直接吻合(ふんごう)する直接的血管吻合術と、頭皮下の動脈も含む筋肉組織を脳の表面や脳を覆っている膜(硬膜)に留置して、間接的に脳の血流増加を図る間接的血行再建術があり、それぞれに長所と短所があります。
直接的血管吻合術では、効果が確実で手術直後から脳血流量が増加しますが、その反面、術後の大出血の危険性があり、また吻合する動脈が細いため技術的に困難なこともあります。
間接的血行再建術では、手技が比較的簡単で手術時間が短くすむこと、留置する組織の種類と部位の組み合わせにより、前頭葉や後頭葉まで比較的広い範囲の血流増加が期待できる点が長所ですが、十分な血流増加をきたすまでには数カ月を要し即効性がないこと、成人例の20%で不十分な結果に終わることが短所としてあげられます。
したがって手術方法は施設により異なることがありますが、一般的には血管が細く直接的血管吻合が技術的に難しいと考えられる5~6歳以下では間接的血行再建術を、それ以上の年齢では、耳介前の皮下を走る浅側頭動脈(STA)と脳表面にある中大脳動脈(MCA)の吻合術を行った後、脳表に有茎筋肉組織を留置する方法をとることが多いようです。
(c)術後の経過について
術後合併症として、頭蓋内・外の出血、けいれん、感染などがあり、とくにけいれんに対してはしばらくの期間、抗けいれん剤(アレビアチン、デパケン、ヒダントールなど)を内服します。術後の血流評価のために、通常は6カ月~1年目くらいで、再びMRA、MRI、SPECT、133XeCTや場合によっては脳血管撮影を行いフォローアップします。
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