成瀬整骨院ブログ

慢性硬膜下血腫の標準治療、生活上の注意について

2013年10月11日 18:45

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


慢性硬膜下血腫の標準治療、生活上の注意について以下参考として引用します。


家庭の医学Yahoo!ヘルスケアより引用


標準治療
 治療には、保存的療法と観血的療法とがあります。つまり手術しないか、するかですが、大方の場合手術を選ぶのが妥当です。自然治癒を主唱する文献もありますが、脳ヘルニアを起こしてしまう症例もありますので、脳実質を圧迫しているような所見のある場合は、手術を施行すべきです。そしてスムーズに治療が進めば冒頭で述べたように症状は手術直後より劇的に改善します。
 写真は、阪神大震災で受傷し、親戚の家に疎開していた患者さんが、全身の傷はたいしたことがないけれど、ストレスが強かったのか少し言動がおかしく、性格も以前と変わって暗くなった、うつ病ではと親戚の人が心配して病院につれてきて、念のために撮った頭部CTです。
 手術は、頭皮を4~5cm切開し、頭蓋骨に5円玉大の穴を一つ穿(うが)ち、硬膜を十字に電気メスで凝固し、メス刃で切り広げます。するとひとすじの暗黒赤色の血液が噴出してきます。勢いがよすぎると術者の顔にかかることもあります。ここからが大切です。急速に貯留した血液を取り除くのは危険です。脳、とくに脳幹が揺り動かされるからです。そして反対側に血腫をつくってしまって術後症状が悪化し、CTスキャンをとってから慌てることがあります。小さな口径のスタンプ(注射器)、しかもガラス製のものを使用(ピストン運動が滑らか)し、根気よく丹念に血腫腔を、抗生物質を混じた洗浄水を少量ずつ注入し、繰り返し洗浄します。
 高齢者の場合、私はできるだけこまめに洗浄水を入れ換えて性状を洗浄水に近づけ、最後は水を抜かずに一定の圧をかけたまま血腫腔を洗浄水で満たし空気を追い出します(頭蓋内に空気が残る病態「気脳症」を防ぐため)。ドレーン先端を血腫腔に留置して、丸く欠損した頭蓋骨をセラミックボタンで補墳して手術を終えます。
 大きな注射器で血腫腔を急いで洗おうとして一番脳に近い膜、軟膜や架橋静脈を傷つけたりしてはいけません。医者、とくに外科医の資質として、正確かつ迅速な判断、決断が求められますが、要所要所の慎重な手術操作も必須になります。適切なバランス感覚を研ぎ澄ます経験と修練が必要です。
 手術後10日ほどで術前とは打って変わって非常に愛想よく、医療スタッフへの感謝の気持ちを病院中に充満させ、はつらつとして退院していきました。脳外科医になって良かったと実感した時でした。ともかく医者にとって様々な教育的啓示を与えてくれる病気です。

生活上の注意
 50歳を過ぎてから頭を打撲した時には、その受傷時だけでなく約1カ月を過ぎた頃にも再度CTスキャンを受けて下さい。男性で毎日アルコールを愛飲する人はとくに注意が必要です。私は、患者本人だけでなく同居者にも、CTスキャン再検を指示することにしています。



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