成瀬整骨院ブログ
未破裂動脈瘤の標準治療、生活上の注意/予防について
2013年10月14日 11:05
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。未破裂動脈瘤の標準治療、生活上の注意/予防について以下参考として引用します。
家庭の医学Yahoo!ヘルスケアより引用
標準治療
脳動脈瘤の治療方法には、[1]開頭手術で動脈瘤にクリップをかけてつぶす方法(開頭クリッピング術)と、[2]動脈瘤内にプラチナ・コイルを詰めて動脈瘤を閉塞する方法(脳血管内手術)があります。
開頭クリッピング術は古くから行われている最も確実な治療法です。
脳血管内手術は、開頭手術が困難な動脈瘤に対して開発された方法ですが、最近は開頭手術可能な動脈瘤に対しても血管内手術が行われるようになりました。
脳動脈瘤の血管内手術(コイル塞栓術〈そくせんじゅつ〉)の方法は次の通りです。
まず大腿の付け根にある動脈(大腿動脈)にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入します。レントゲンで透視しながらカテーテルを頸動脈あるいは椎骨(ついこつ)動脈に誘導します。その管の中にマイクロカテーテルと呼ばれるさらに細い管を通し、動脈瘤の中へ送り込みます。マイクロカテーテルの中にプラチナの糸(コイルと呼ばれている)を送り込み、動脈瘤のなかで糸を巻くようにして丸めて動脈瘤の中を塞ぎ、切り離して置いてきます。頭部からカテーテルを抜去して治療は終了します。
治療後、血液を固まりにくくする薬剤を24時間に渡り点滴注射し、その後も血液が固まりにくくなる薬を内服します。局所麻酔のみでも治療可能ですが、一般に全身麻酔で行います。全身麻酔では血圧が安定し、呼吸状態も確保でき、患者さんも治療中の緊張や苦痛がなく治療が安心して行えます。重い心臓病などのために全身麻酔が危険であると思われる場合には、麻酔科医と相談のうえ、局所麻酔で鎮静剤を注射しながら行います。
未破裂動脈瘤に対する治療は予防的なもので、多くの患者さんには頭を開けることにかなりの抵抗があるようです。血管内手術では、頭を開けずに、脳に触れることなく治療が可能であり、順調に経過した場合には、翌日から食事、歩行が可能です。しかし治療中に出血したり、血管内に血栓(血の固まり)ができて脳梗塞を起こす危険があり、後遺症がでたり、生命に危険が及ぶこともあります。そうなると、「切らずに治る夢の治療」ではなくなってしまいます。
治療すべきかどうかは、治療しないで放置しておいた場合の危険性と、治療した場合の危険性を十分検討した上で、開頭手術をするか、血管内手術をするか、何もしないで経過をみるか決めることが必要です。そのためには、治療経験が豊富で、熟練した技術をもち、公平な判断が下せる医師に相談して、開頭手術についても血管内治療についても十分な説明を受けて、時間をかけて慎重に考える「インフォームド・コンセント」が大切です。
生活上の注意/予防
一旦できてしまった動脈瘤を手術以外の方法でなくすことはできませんが、破裂さえしなければ何も心配することはありません。動脈瘤破裂を起こしやすい因子としては、高血圧、喫煙などがあり、破裂を予防するには、血圧の管理、禁煙が必要です。節度のある生活をしていれば、通常の仕事や運動を制限する必要はありません。
概説で述べたように、破裂する危険は高くないので、あまり神経質にならないようにすることです。破裂する危険の高い特殊な動脈瘤もあるので、脳ドックなどで動脈瘤が発見されてしまった場合には、脳神経外科専門医の診察を一度受けておくほうがよいでしょう。
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