成瀬整骨院ブログ
切断肢・指再接着について
2014年1月16日 09:56
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。切断肢・指再接着について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
切断肢・指再接着
Digit and limb replantation
池田弘人 帝京大学准教授・救急医学
病態と診断
病態
四肢切断とは、剪断力により上肢・下肢がある部位で切り離されたことをいう。その部位により、指尖部切断から上肢下肢近位部での切断までさまざまあり、切断部位と程度により再接着の成功率および合併症発症の危険性は大いに異なる。下肢は体重を支え、筋肉量が非常に多く、再接着に不利な点が多い。特に足趾再接着の機能的意義は低い・一方、上肢はものをつまむ、字を書くなどの巧緻動作をするので、再接着の意義は高い。しかし、神経・腱の再建を行っても、それらが機能しないと意味がない。
診断
バイタルサイン、自覚症状、身体所見、画像診断および血液検査などを施行するほか、以下の点について調べる。
a)切断発生からの時間的経過
b)切断に際しての出血量の程度
c)完全切断か不全切断か、および遠位切断側での血液の流入の有無
d)組織の挫滅の有無と程度
e)組織への木や金属などの異物混入の有無、オイルや染料などによる汚染の有無
f)血管、神経および腱の引き抜き損傷の有無
g)糖尿病や動脈硬化症など、血管神経障害を有する基礎疾患の有無
h)血液凝固に影響するような服用薬の有無
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