成瀬整骨院ブログ

脂肪塞栓症候群の病態について

2014年1月18日 10:01

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


脂肪塞栓症候群の病態について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

脂肪塞栓症候群
Fat embolism syndrome(FES)
本多 満 東邦大学准教授・救命救急センター(大森病院)

病態と診断
病態
 骨折に伴い骨髄の脂肪細胞からの脂肪滴が骨折近くの静脈から侵入し、肺の血管を閉塞し、あるいは肺を通過して全身に広がり、塞栓子となり血管を塞栓する。この外傷および血管閉塞により糖蛋白リパーゼ活性が上がり、これが遊離脂肪酸を放出させて肺細胞、あるいは肺血管内皮細胞を刺激して炎症を惹起する。それにより間質の出血、浮腫が起こり化学的な肺炎の原因となると考えられている。このように、血管閉塞および血管炎により、肺および全身的に多彩な症状を呈する症候群である。
 本症は、主に長管骨の骨折に際して発生する。外傷患者の90%以上に脂肪塞栓は起こるが、FES(fat embolism syndrome)となるのは長管骨骨折のわずか0.5-2%のみであり、多発骨折あるいは骨盤骨折では発生率は5-10%と報告されている。症状は、無症状から軽度、劇症型まで認められ、いったん発症すると死亡率は5-10%と高い。その他の原因としては、下肢の手術、重症熱傷、肝外傷、閉胸心臓マッサージ、骨髄移植、脂肪吸引、経静脈脂肪輸液、減圧症、体外循環、膵炎、長期ステロイド投与、鎌状赤血球、四塩化炭素中毒などが知られている。
 症状および徴候は、受傷後24-48時間以内に出現し始め、呼吸症状が最も早く、頻呼吸、呼吸困難、チアノーゼなどが75%に出現する。次に多い症状は中枢神経症状で、頭痛、けいれん、意識障害がみられ、これらは軽症から昏睡まで出現するがほとんどが可逆的に改善をみる。皮膚症状は、前胸部、頸部、腋窩、口腔粘膜、眼瞼結膜に出血斑として50-60%に出現して、通常1週間以内に消失する。非特異的な症状としては発熱と頻脈がよく見られる。



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