成瀬整骨院ブログ
脂肪塞栓症候群の治療方針について
2014年1月20日 16:18
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。脂肪塞栓症候群の治療方針について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
脂肪塞栓症候群
Fat embolism syndrome(FES)
本多 満 東邦大学准教授・救命救急センター(大森病院)
治療方針
現状のところ対処療法が主であり、骨折部の早期固定と早期診断および呼吸・循環を主とした全身管理が必要である。
外科的治療
ショックがあれば、外傷によるショックからの早期離脱を試み、引き続き早期に骨折の外科的安定・固定を行う。このことが呼吸障害の発症率を減少されると考えられている。
内科的治療
現在のところ特異的な治療法が確立されていないが、呼吸・循環管理を行いながら、遊離脂肪酸を結合させるアルブミンの投与、血液のviscosityを低下させ、血小板の凝集・減少を抑制するデキストランなどを投与する。またメチルブレドニゾロンの投与が有効であるとの報告があり、さらに呼吸状態が悪化するときには好中球エラスターゼ阻害薬投与が有効であるとの報告がある。
処方例 下記の薬剤を症状に応じて適宜用いる。
1)エラスポール注(100mg)0.2mg/kg/時 持続点滴静注
2)ソル・メドロール注(500mg)1日1回500mg 点滴静注 3日間
呼吸管理
末消組織への十分な酸素化が重要であり、動脈血酸素分圧を60mmHg以上に維持できないときにはNPPV(non-invasive positive pressure ventilation)の適応であると考えられる。しかし、呼吸状態がALI(acute lung injury)に至ってしまった場合には、より積極的な呼吸器管理が必要であり、呼吸器関連肺障害を避けるためにPEEP(positive end-expiratory pressure)を用いたBIPAP(biphasic intermittent positive airway pressure)およびAPRV(airway pressure release ventilation)モードが有用であるという報告がある。より重症な症例には腹臥位療法や体外循環による酸素を行う必要がある。
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