成瀬整骨院ブログ
バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法について 1/2
2014年2月28日 15:32
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法について以下参考として引用します。1/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法
Bag and mask ventilation and insertion of pharyngeal airways
中尾博之 神戸大学医学部附属病院特命准教授・救急部
バッグ・バルブ・マスク(BVM:bag -valve-mask)による人工呼吸
BVMは、その名のとおり換気を行うbag、呼気逆流を防ぐvalveと供給された高濃度酸素の漏れを防ぐためのmaskからなる。自発呼吸が不十分な患者に対して、補助または強制換気ができる初期対応器具であり、気管挿管の準備までの間や挿管困難症で気管挿管ができない場合には必須の手技である。高濃度酸素を投与するためには通常の酸素供給だけでは流量を確保できないので、呼気の余剰酸素をストックしておき呼吸時に流量を確保するリザーバー・バッグを忘れてはならない。
いくつかのマスク・ホールド法があるが、いずれも舌根部の挙上と、マスクと顔面との密着が基本的である。最も一般的な方法として、以下のE-C方がある。第5指で下顎角を持ち上げることによって舌根部を挙上させ、第1、2指を"C"の形にしてmaskとvalve接合部をしっかりと押さえつけ、他方の手でバッグを加圧して換気させる。第3、4、5指が"E"、第1、2指で"C"を形成することになる。成功の秘訣は、第5指による下顎挙上と、第1、2指の間(水かき様部位)をしっかりとmaskとvalve接合部につけることである。また、ホールド時に手のない側はマスクと顔面とに隙間ができやすいので、自らの下顎を載せて押さえつけてもよい。E-C法でうまくいかない場合は、①両手でE-Cを行うか、②両手母指先端をマスクの尾側に位置し、母指球をマスクにつけて、両側残り4本の指で下顎を挙上させる母指球法がある。いずれもバッグの加圧換気を行う人員が必要となる。
換気方法は、患者の状態(心肺停止や呼吸不全など)に合わせて条件(1回換気量や換気回数)を変えて行う必要があり、モニタリングと胸郭の動きを注意深く観察する必要もある。ただし、過剰な加圧を行うと胃に空気が流れ込み、誤嚥にもつながるので注意が必要である。老人のように歯がない場合は、マスク・ホールド時にもれることが多いので、頬にガーゼを挟んで隙間をなくすか、口を完全に閉じて小児用マスクで鼻からのみ換気させるとよい。
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