成瀬整骨院ブログ
救急時カテコールアミン投与法の治療方針について
2014年2月20日 14:48
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。救急時カテコールアミン投与法の治療方針について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
救急時カテコールアミン投与法
Use of catecholamines in emergency setting
畝本恭子 日本医科大学講師・救命救急センター(武蔵小杉病院)
治療方針
主要薬剤それぞれの特徴と適応
1.ドパミン〔カタボン(Hi、Low)、イノバン〕 β1作用が強く、心臓のβ受容体に作用し心収縮力と心拍出量を増加させる。用量依存性に作用が異なることが知られ、低用量(1-5μg/kg/分)では、DA受容体に作用し腸管膜、腎など内臓血流量を上げ利尿作用を示す。中等用量(5-10μg/kg/分)では、β1作用により心収縮力が増加する。高用量(10μg/kg/分以上)では、α作用により血管収縮、血圧上昇をもたらす(腎血流量は低下する)。また、心室性不整脈を誘発することがある。
2.ドブタミン(ドブトレックス) 心収縮力増強作用はドパミンより強いが、血管収縮作用は弱く、心拍数増加・不整脈誘発作用も少ない。2-20μg/kg/分で使用する。
3.アドレナリン(ボスミン、エプネフリン注0.1%シリンジ) α1作用が最も強く、β1、β2作用も有するため、血管収縮(α1)とともに、心収縮力・心拍数増加(β1)を示し強心・昇圧作用を示す。心肺蘇生に使われることが多い。また、β2作用による気管支平滑筋の弛緩作用のため、喘息重積などの緊急時に少量の皮下注として使用する。また、1万-10万倍希釈液にて鼻・口腔粘膜の血管収縮による腫脹緩和にも用いる。
4.ノルアドレナリン(ノルアドリナリン) α1、β1作用を示すが、α作用が特に強く、末梢血管収縮により昇圧をもたらす。
5.イソプレナリン(プロタノールL) β1、β2刺激薬であり、心収縮力・心拍数増加作用(β1)と末梢血管拡張作用(β2)を有する。アトロピン無効性の房室ブロックや、徐脈性不整脈に対し、緊急ペーシングを行うまでの治療として使用する。
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