成瀬整骨院ブログ
救急時カテコールアミン投与法の各種ショックでの投与方法について
2014年2月21日 15:05
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。救急時カテコールアミン投与法の各種ショックでの投与方法について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
救急時カテコールアミン投与法
Use of catecholamines in emergency setting
畝本恭子 日本医科大学講師・救命救急センター(武蔵小杉病院)
各種ショックでの投与方法
1.心停止(心肺停止)
処方例 1)2)のいずれかを用いる。心拍再開までの心臓マッサージを行い3-5分ごとに静注する。
1)エピネフリン注0.1%シリンジ(1mg/シリンジ)1回1シリンジ 静注(3-5分ごと)
2)ボスミン注(1mg/アンプル)1回1アンプル(小児では10倍に希釈し0.01mg/kg)静注(3-5分ごと)
2.心原生ショック
処方例1)を用いる。または2) 4)か3) 4)を併用する。
1)カタボンHi注(0.3mg)、またはカタボンLow注(0.1%)1-5μg/kg/分から開始 持続静注 血圧の上昇を確認しながら20μg/kg/分まで増量
2)カタボンHi注(0.3%)、またはカタボンLow注(0.1%)3-10μg/kg/分 持続静注
3)イノバン注(100mg)生理食塩液または5%ブドウ糖液で希釈し、1μg/kg/分が1-2mL/時となるように調整して3-10μg/kg/分で持続静注する
4)ドブトレックス注 生理食塩液または5%ブドウ糖液で希釈し、2-20μg/kg/分にて持続静注
3.アナフィラキシーショック
処方例1)2)のいずれかを用いる。
1)ボスミン注(1mg/mL)1回原液0.2-0.5mL 皮下注または筋注
2)ボスミン注(1mg)10倍希釈し、1回2.5mgをゆっくり静注
4.敗血症性ショック 末梢血管拡張による相対的循環血液量低下に対し、十分な輸液を行ったうえで、以下を必要に応じて併用する。
処方例 下記を併用する
ノルアドレナリン注(1mg)1mgを250mlの等張液に希釈し(50mLに希釈し、シリンジポンプで投与すると微調整が可能)、0.05-0.5μg/kg/分 持続静注
5.神経原性ショック
処方例1)2)のいずれかを用いる。
1)カタボンHi注(0.3%)、またはカタボンLow注(0.1%)3-5μg/kg/分から開始 持続静注 血圧の上昇を確認しながら20μg/kg/分まで増量
2)イノバン注(100mg)3-5μg/kg/分から開始 持続静注 血圧の上昇を確認しながら20μg/kg/分まで増量
6.高度徐脈、完全房室ブロックによる心原性ショック
処方例 硫酸アトロピン抵抗性の徐脈に対し下記を用いる。
プロタノールL注(0.2mg/1mL)20倍希釈し1mLずつ静注(心拍数110程度になるまで、ショックを伴わない場合は心拍数50-60が目標)その後、200mLに希釈し0.2-0.4mg/時で持続投与。他のカテコールアミンとの併用は禁忌。
看護・介護のポイント
・いずれの薬剤も即効性があるため、輸液ポンプ、シリンジポンプを用い単独静脈路(できれば中心静脈路)投与とし、心電図、血圧のモニタリングが必要である。
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