成瀬整骨院ブログ
経皮的心肺補助について
2014年2月26日 15:28
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。経皮的心肺補助について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
経皮的心肺補助
Percutaneous cardio-pulmonary support(PCPS)
中田康城 市立堺病院・高度救急災害医療担当部長(大阪)
経皮的心肺補助(PCPS:percutaneous cardio-pulmonary support)は、比較的簡便かつ短時間で導入できる小型の人工心肺(体外循環)システムである。その名のとおり、カニュレーション、つまり送脱血管の挿入は、大腿動静脈を穿刺しセルジンガー法を用いて行うのが普通だが、鼠径部を外科的に切開して行ってもPCPSと呼称する。
システムの概略は、①先端を右心房に留置したカニューレ(脱血管)から脱血する、②遠心ポンプと模型人工肺を用いた閉鎖回路により、血管の酸素化を行う、③腹部大動脈付近に先端を置いたカニューレ(送血管)から進行性に送血する、といった静脈―動脈バイパスである。この構造のため、心臓の後負荷は増大する。流量は通常1-4L/分に調整するが、適切な補液療法により循環血液量(前負荷)を維持しないと脱決不良となる。使用中は抗凝固治療法(ヘパリン投与など)によりACT(activated clotting time)値を200秒前後に維持する。すなわち、PCPSという名称は本邦で使用されているものであり、欧米ではpercutaneous cardiopulmonary bypassやportable cardiopulmonary support systemなどとよばれている。
利点と欠点
最大の利点は、迅速に心臓の前負荷減少と酸素化が可能となることである。また、システム全体が小型で、バッテリーを内臓する機種が多く、可動性に優れている。回路内の熱交換機能により血液温度を調節し体温調節が可能となる、などの利点がある。
厳密な監視の必要性が小さく、長時間の連続運転が可能となったのは、圧変化が小さく安全性に優れた遠心ポンプと、体循環血液量を変化させない閉鎖回路の採用によるが、同時に心臓前後の負荷変動により流量が変化する欠点を有することとなった。同じ回転数でも容量負荷(前負荷)や圧力負荷(後負荷)が変わると流量が変化するため、常に回転数を操作する必要がある。
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