成瀬整骨院ブログ

気管挿管法の手技について 1/2

2014年3月 3日 16:05

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


気管挿管法の手技について以下参考として引用します。1/2


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

気管挿管法
Tracheal intubation
西山 隆 愛媛大学大学院准教授・救急侵襲制御医学

手技
 1)心電図およびSpO2モニター、EtCO2モニターの装着(monitoring):静脈路確保とともに十分な酸素投与(preoxygenation)を行う。感染防護とために手袋やマスクをすることを忘れてはならない。喉頭鏡のライト確認、チューブに挿入したスタイレットの長さや形状の調節は必ず事前に行っておくこと。また必要に応じて、あらかじめ口腔内分泌物の吸引も行っておく。
 2)体位:気道軸と口腔内ができるだけ一直線になるように、後頭部に枕を入れるなどして臭いをかぐ姿勢(sniffing position)をとる。頸椎の過伸展を防ぐためには介助者が用手的正中中間位固定することが望ましい。
 3)開口:歯に問題がないようなら指交叉法、動揺歯や歯骨折で術者の指の負傷が危惧される場合は歯を触らないオトガイ下方圧迫法や喉頭鏡で開口させる方法も考慮する。
 4)喉頭展開:術者が右利きの場合は通常左手に喉頭鏡を持つが、介助者は、受け取った術者がそのまま操作に入れるようにし、ハンドル部分かの先端を持って手渡す。その後ブレードを右口角から挿入し、舌を左に圧排しながら愛護的に進める。喉頭蓋が視認できたら、喉頭蓋窩にブレードの先端を進めるとともに喉頭鏡を長軸方向で患者の足元上方へ引き上げると、喉頭蓋が反転し声門が見えやすくなる。この際に喉頭鏡を手前に引いたり手首をコックしたりすると歯牙を損傷し、かえって視界を妨げることになるので注意する。また、声門が見えにくい場合は、介助者により甲状軟骨を後方(backward)、上方(upward)、右方(rightward)に圧迫(pressure)してもらうと確認が容易になることがある(BURP法)



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