成瀬整骨院ブログ
気管挿管法の手技について 2/2
2014年3月 4日 16:20
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。気管挿管法の手技について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
気管挿管法
Tracheal intubation
西山 隆 愛媛大学大学院准教授・救急侵襲制御医学
5)チューブの挿入:術者は声門から目を離さないようにして、右手でチューブのスリップジョイント部分またはその少し下を指ではさむ様に(ペンホールド)受け取る。ここでも介助者は、術者がチューブを持ちやすいように受け渡す配慮が必要である。チューブは視野を妨げないよう右口角から声門に向けて進めていくが、介助者が患者の右口角を引っ張り口唇を広げると比較的スムーズに挿入しやすくなる。チューブの先端が声門を通過したらスタイレットを抜去しながらさらにチューブを1-2cm進める。術者はチューブが挿入された喉頭部分から最後まで目を離さないようにし、喉頭鏡はバイトブロックを咬ませるまで抜かないようにする。チューブをしっかり把持した状態で、介助者は速やかにカフエアーを注入する。
6)挿管の確認:換気を行いながら、視診による両側胸郭の挙上確認、心窩部へ空気の流入がないこと、聴診器で左右(前側部)胸部のエアー入り音を聴取し胃泡音がないことを確認、チューブの曇りや酸素持続の確認を行う。食道挿管検知器(EDD:esophageal detector device)、二酸化炭素検知器やEtCO2モニターを併用するとより確実となる。
7)チューブの固定:標準的な気管内チューブを挿入する長さは成人男性で23cm、女性で21cm、小児で12+年齢/2cm程度である。正しい位置に挿入されればバイトブロックを併用し固定具で固定する。
迅速気管挿管法(RSI:rapid sequence intubation)
確実な気道確保の適応はあるが、意識レベルの問題や気管挿管という侵襲的刺激による循環動態の変化を防ぐ目的で鎮静を要する場合に、薬剤を用いて入眠、筋弛緩、気管挿管を連続して施行する方法である。①鎮静薬としてミダゾラム(ドルミカム):0.1-0.3,g/kg、プロポフォール(ディプリバン):2.0-2.5mg/kg、ジアゼパム(セルシン、ホリゾン):成人で10mg/回など、②鎮痛薬としてブプレノルファイン(レペタン):4-8μg/kg、フェンタニル(フェンタネスト):1-2μg/kgなど、③筋弛緩薬はベクロニウム(マスキュラックス):0.08-0.1mg/kg、ロクロニウム(エスラックス):0.6mg/kgなどを投与し、RSIを施行する。フルストマックによる嘔吐や誤嚥の危険性、自発呼吸の消失後の予測外の挿管困難の危険性を考慮し、これらの手技に習熟した上級医とともに行うべき手段である。
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