成瀬整骨院ブログ
酸素投与法について
2014年3月 8日 16:48
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。酸素投与法について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
酸素投与法
Administration of supplemental oxygen
中川儀英 東海大学准教授・救命救急医学
適応
組織低酸素血症の改善、もしくは予防のために投与される。肺炎、気管支喘息発作、COPD(慢性閉塞性肺疾患)による呼吸不全のほか、心不全、急性心筋梗塞などの循環器疾患、ショック、重症外傷、急性一酸化炭素中毒、減圧症などが適応となる。
この組織低酸素血症の指標として、SpO2やPaO2などが使用される。例えばⅠ型呼吸不全(低酸素血症性呼吸不全)では、PaO2 80-100Torr、もしくはSaO2 95%以上を目標に下記の方法で酸素投与を行い、十分な酸素化が得られなければ速やかに人工呼吸管理へ移行する。
投与方法
1.鼻カニューレ 最も簡便で、患者にとっても不快感を与えない酸素投与方法である。鼻腔、咽頭(口腔)が酸素リザーバーとして働く。酸素投与量と吸気酸素濃度(FiO2)の関係は、酸素流量1L/分につき酸素濃度がおよそ3%ずつ増加する。したがって酸素流量を1L/分から6L/分に増量すると、FiO2はおよそ0.24から0.40まで増加させることができる。換気の条件によってFiO2も変化する。すなわち頻呼吸や換気量が大きくなるとFiO2は低下するので注意を要する。
2.フェイスマスク フェイスマスクは100-200mLの酸素リザーバーとなる。投与可能な酸素流量も5-10L/分となり、FiO2 0.60までの高濃度酸素を投与できる。フェイスマスクは顔面には密着しておらず、換気量が多くなれば外気を吸入することも可能である。また5L/分以上の流速があれば、マスク内から呼気を効率よく吐き出すことができる。
3.リザーバー付き酸素マスク 酸素マスクにリザーバーバッグを付けると、バッグの容量により酸素の貯留量が600-1,000mLに増加する。マスク部分に一方向弁がついていれば、患者の呼気はバッグには戻らない。弁がついていない場合には、呼気のはじめはバッグ内に逆流する。やがて呼気流速が衰え、バッグ内に流入する酸素流速の勢いのほうがまさるようになると、呼気はマスクから外へ呼出されるようになる。後者の部分再呼吸システムにおいては、FiO2 0.70-0.80まで酸素を供給でき、また前者においてはFiO2 1.0までの投与が可能である。
4.ベンチュリーマスク ベンチュリー効果を利用し、比較的正確な酸素濃度を投与する方法である。すなわち、ベンチュリー管とよばれるプラスチックの筒の内部にジェット流の100%酸素ガスを流すと、ジェット流の周囲に陰圧が生じて、周囲の空気が管の内部へ引き込まれる。流す酸素の量と引き込まれる空気の量の差によって異なるFiO2をつくり出せる。この方法ではFiO2 0.5が最高である。
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