成瀬整骨院ブログ
緊急麻酔法の実績について
2014年3月28日 10:42
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。緊急麻酔法の実績について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
緊急麻酔法
Anesthesia on emergency
須田高之 水戸済生会総合病院・救命救急センター長(茨城)
緊急麻酔の実績
1.前投薬
処方例
ガスター注(20mg)1回20mg、またはザンタック注(50mg)1回50mg 静注
抗コリン薬は必要があれば用いる。
2.麻酔の導入
迅速導入法を用いる。
処方例 1)-3)の順に薬剤を用いて気管挿管を行う。
1)アルチバ注(2・5mg)0.5-1.0μg/kg/分 持続静注
2)1%ディプリバン注(200mg)2-4mg/kg 静注
3)エスラックス注(25・50mg)1回1-1.5mg/kg 静注
上記のほかに、フェンタニル、ラボナール、イソゾール、マスキュラックスなどを用いることもある。
3.麻酔の維持 医療用空気と小流量酸素に加え下記の薬剤を用いる。
処方例 下記を併用する。
1%ディプリバン注(200mg)3-9mg/kg/時 持続静注
アルチバ注(2・5mg)0.25μg/kg/分 持続静注 アルチバについては、25-100%程度調節して使用する。笑気ガスについては用いていない。
プロポフォールに代わり、セボフルラン1-2%吸入を用いることもある。血圧の維持が困難な症例ではケタミンを使用する。(ただし、脳圧を亢進させるので、脳外科領域には使用できない)。
4.術後管理 術前の状態が重症であれば、術中・術後の合併症の頻度が増す。したがって術後は集中治療管理下に置くことを考慮する。
以上、緊急麻酔について解説したが、緊急症例といって特別な麻酔法を選択するのではなく、普段から最も慣れている麻酔方法を選択することが、最も安全に周術期を乗り越えることに繋がるものと考えている。それこそが最良の選択肢と言えるのではないだろうか。
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