成瀬整骨院ブログ
胸腔穿刺法、胸腔ドレナージ法の処置の実態について 2/2
2014年4月 2日 11:15
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。胸腔穿刺法、胸腔ドレナージ法の処置の実態について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
胸腔穿刺法、胸腔ドレナージ法
Thoracentesis,tube thoracostomy
井上貴昭 順天堂大学准教授・救急・災害医学(浦安病院)
3.通常の胸腔ドレナージ法 胸腔ドレナージの適応は、呼吸症状を有する大量胸水、膿胸、胸部X線所見上10%以上の肺虚脱をきたした気胸、陽圧換気が必要な外傷性気胸、および200mL以上の外傷性血胸である。とりわけ陽圧換気を要する患者においては、医原性に緊張性気胸をきたす危険性があり、躊躇なく胸腔ドレナージ法を選択する。
チューブサイズは、自然気胸では10-18Fの細いサイズを、外傷性血気胸では20-30Fの太いサイズを選択する。患者を仰臥位(あるいは半座位)で、上肢を挙上させ、十分に肋間を広げる。刺入部位を乳頭の延長、あるいは第4-5肋間の前-中腋窩線とし、十分な局所麻酔を行う。チューブ抜去時の創閉鎖を考慮して、穿刺肋間の下方に、肋骨と平行に約3cmの皮膚切開をおく。曲ペアン鉗子で肋骨表面を確認しながら肋骨上縁を滑らせて、肋間筋を剥離し、壁側胸膜を鈍的に穿破する。経過中局所麻酔は随時追加し、特に壁側胸膜には十分な浸潤麻酔を行う。胸腔に交通すれば、空気の噴出あるいは胸水・血液の流出がみられるが、空気が胸腔内に流入しないようにすばやく指を胸腔内に挿入する。指先は肺を触知して確実に胸腔内に到達したことを確認するとともに、癒着の有無をあわせて確認する。ペアン鉗子でチューブ先端を把持するか、スタイレットを短めにしてチューブ先端から出ない状態にして、指をガイドにチューブを胸腔内に挿入する。この際、脱気目的であれば前胸部に、液体ドレナージ目的であれば、後胸壁にチューブを向ける。チューブ内のくもりや、呼吸性変動、胸水・血液の回収を確認し、チューブが確実に胸腔内に挿入されていることを判断する。固定は、まずチューブを太い絹糸で固定し、別の糸を用いて創から空気が外から入り込まないようにしっかり縫合閉創する。チューブは水封式陰圧持続吸引器に接続し、-10~-20cmH2Oの陰圧をかける。ドレーン挿入時に1,000mL以上吸収される血胸や、1時間以内に1,500mL以上、あるいは200mL/時以上の出血が2-4時間続くときなどは開胸手術の適応である。
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