成瀬整骨院ブログ
胃管・イレウス管留置法について 3/3
2014年4月11日 12:14
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。胃管・イレウス管留置法について以下参考として引用します。3/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
胃管・イレウス管留置法
Nasogastric tube(short tube)/intestinal decompression tube(long tube)
鵜飼 勲 大阪大学医学部附属病院・高度救命救急センター
イレウス管
鼻孔または口から、小腸-大腸まで挿入される減圧用チューブである。
1.適応 単純イレウス。
2.留置手順 X線透視、胃内視鏡のいずれかまたは療法を用いる。イレウス管にあらかじめオリーブオイルを注入し、ガイドワイヤーを通しておく。親水性ガイドワイヤーの場合はオリーブオイルは不要である。
a.透視下で留置する留置する手順
1)経鼻胃管と同様の手順でイレウス管を胃内まで挿入する。
2)先端が胃底部に達したことを透視で確認した後、右半側臥位-側臥位にして幽門部に先端を落とし込む。
3)幽門前庭部まで進めた後、ガイドワイヤーをやや浅くして幽門を通過させる。通過困難の場合、倍希釈ガストログラフインや空気を注入しての経路確認や蠕動誘発、腹部の圧迫などを組み合わせる。
4)十二指腸球部まで先端が進めば、その後は比較的容易に小腸まで進めることができる。
5)体位は、十二指腸水平部まで先端が達したところで左下側臥位に変更する。トライツ靭帯を越えたところで必要に応じて先端を進めつつ、バルーンを膨らませて留置する。蠕動に期待して、胃内でイレウス管をたるませておいてもよい。
放射線被曝を最小限にするため、できるだけ曝射時間を短くするよう努めるべきである。
b.胃内視鏡を用いて留置する手順 イレウス管にあらかじめ把持用の糸をつけておき、胃内視鏡下で把持して幽門を通過させる。
c.胃内視鏡と透視を用いて留置する手順 胃内視鏡の鉗子孔を用いてガイドワイヤーを十二指腸水平脚まで進め、ガイドワイヤーだけを残して内視鏡を抜去し、over the wireでイレウス管を挿入する。
3.合併症 挿入操作時の嘔吐や誤嚥による肺炎、盲目的挿入時のガイドワイヤーによる消化管穿孔等。
4.留置後の管理 間歇持続吸引器に接続する。-15cm~-20cmH2Oで30秒-1分ごとの間欠吸引を行う。減圧できた部分から徐々に蠕動が回復し、単純イレウスの原因部分が減圧されると解除に向かう。便汁の排液が続き減圧が進まない場合は、手術など他の治療を視野に入れる。適宜X線写真で確認し、イレウスが解除された後にイレウス管先端から狭窄部の造影を行う。外科的治療が不良であれば、バルーンを虚脱させてイレウス管を抜去する。
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