成瀬整骨院ブログ
小手手術技術・皮膚開放創の処置について 3/8
2014年4月17日 09:49
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。小手手術技術・皮膚開放創の処置について以下参考として引用します。3/8
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
小手手術技術・皮膚開放創の処置
鳴海篤志 国立病院機構別府医療センター・救急センター長(大分)
3.創の評価 創の深さや広がり、汚染や挫滅の程度、縫合の適否を評価する。
a.創の大きさ・広がり 一見小さく見えても、皮下で広範囲に剥離していることがある。したがって外見にとらわれることなく、外力の方向などを参考に創内を観察し、疑わしい場合は筋鉤を使用して確認することが重要である。
皮下で広範囲に剥離されている創で、深部の観察や処置が困難な場合には、補助切開が必要となる。直視下で確実に止血した後、ペンローズドレーンを留置して縫合する。
b.創の深さ 筋膜に至る深達性の創では、血管、神経損傷の可能性が高くなる。創内を十分観察し、疑わしい場合は、専門医(整形外科、血管外科)へ紹介すべきである。
c.挫滅の程度 創部の組織の損傷程度は、受傷機転、色調、概観を参考に評価する。
皮膚・皮下組織が、挫滅を伴って剝けてしまった場合、剝脱皮弁の末梢組織は、初診時にはその生死が不明確で、取り扱いに苦慮することが少なくない。健常組織と壊死に陥るであろう組織の見極めの方法には、以下のものがある。
1)創縁部からの出血:創縁から新鮮な出血が認められる部分は、健常とみなすことができる。
2)refilling:皮膚を圧迫して退色した色調が、圧迫解除とともに直ちに戻るところは、健常とみなすことができる。
3)pin prick test:注射針で皮膚を刺し、刺入部から新鮮出血がある部分は、健常とみなすことができる。
以上の所見に乏しい組織は、壊死に陥る可能性が高く、デブリードマンの対象となる。
4.創の清浄化 泥や砂などによる汚染は感染の原因になるので、生理食塩液で十分な洗浄が必要である。その際には、十分な局所麻酔を行ったうえで行うことが必要で、イリゲーターなどを用いた加圧洗浄が最も効果的である。また、油類が付着している場合には、クレンジングオイルなどでの清拭が効果的である。ガラスなどの異物埋入の可能性がある場合は、X線検査を行う。
5.適切なデブリードマン 挫滅された組織は、感染や創傷治癒の遅延をきたす原因となるので除去する。同じく局所麻酔下に、メスまたは小さな剪刀を用いて外科的に切除する。切除範囲の決定には、後述する所見を参考にするとよい。
眼瞼、口唇などでは、可能な限り組織を温存すべきであり、安易なデブリードマンはすべきではない。また、皮膚全層に近い深達性の擦過創では、上皮化にかなり時間を要するので、創自身を切除縫縮したほうが、良好な結果に繋がることが多い。
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