成瀬整骨院ブログ

小手手術技術・皮膚開放創の処置について 5/8

2014年4月19日 09:56

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


小手手術技術・皮膚開放創の処置について以下参考として引用します。5/8


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

小手手術技術・皮膚開放創の処置
鳴海篤志 国立病院機構別府医療センター・救急センター長(大分)


5.持針器 針付縫合糸を使用する場合は、持針器を使用して結紮するため、へガール式持針器が便利である。
6. 鑷子 組織を把持しやすいため一般に有鉤のものが使用されているが、強く把持すると組織を損傷してしまうので注意を要する。組織は圧挫に弱いため、組織が挫滅しにくく、しかも把持した組織の挫滅が少ないものを選択する。
7.手技 処置に当たっては、常にatraumaticな手技を心がけるべきである。皮膚・軟部組織を愛護的に取り扱うことは、感染や縫合不全のリスクを下げることになる。
 また、縫合に際しては、死腔を残さぬよう、皮下組織をしっかり寄せ合わせることも重要なポイントである。
縫合閉鎖ができない開放創の処置
 広範囲な皮膚欠損層では一時的に縫合閉鎖が困難な場合がある。このような場合は、植皮または皮弁による二次的な創閉鎖が必要となる。応急的な処置としては、止血と洗浄を行った後創面の感想による二次損傷や感染を防ぐため、wet-dressingを行う。最近では、優れた創傷被覆剤や、人工真皮があり、これらを有効に使用することも考慮されるべきであるが、短時間であれば抗菌薬含有ワセリン軟膏とガーゼによる被覆を行うだけで十分である。




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