成瀬整骨院ブログ
Damage control surgery(DCS)、およびplanned reoperationの実践について
2014年4月30日 10:34
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。Damage control surgery(DCS)、およびplanned reoperationの実践について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
Damage control surgery(DCS)、およびplanned reoperation
勝見 敦 武蔵野赤十字病院・救命救急センター副センター長(東京)
DCSの実践
1.初回手術 初回手術の目的は止血と腹腔内汚染のコントロールであり、シンプルな手技によって短時間で終了させることが求められる。肝臓などの実質臓器からや後腹膜からの出血に対しては、タオルやガーゼを用いたパッキングによる圧迫止血がなされる。血管については結紮が基本となるが、主要血管などは状況に応じてシャント作成などで対応する。損傷腸管に対しては、穿孔部位の巾着縫合による一時的閉鎖、あるいは自動縫合器による腸管切除などにとどめる。腸管吻合などは再手術の際に行う。初回手術の際の閉鎖は、再開腹することや腹部コンパートメント症候群(ACS)の発生を考慮にいれ、皮膚のみの縫合閉鎖、silo chosure,towelclip closure,vacuum pack closureなどの一時的な閉腹法を選択する。
2.集中治療室での蘇生 手術後、引き続いて輸液などによる凝固因子の補充、保温による低体温の是正によって、凝固異常、代謝性アシドーシスを改善させ再手術に持っていく。止血が不完全ならば、経カテーテル的動脈塞栓術(TAE)も考慮にいれる。他部位の外傷の観察・評価も実施しておく。
3.planned reoperation 集中治療室で低体温、凝固異常、代謝性アシドーシスを補正次第、通常24-72時間以内に、止血に対するパッキングの除去や損傷部位の根治的修復を目的にした手術を実施する。腸管の再建、人工肛門造設や、腹腔内の他の損傷の確認などを行う。腸管浮腫などによって閉腹できない場合には、ACSの発生を考慮にいれ、閉腹法を選択する。
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