成瀬整骨院ブログ
解熱鎮痛薬中毒(アセトアミノフェン・アスピリン)について 1/2
2014年6月11日 17:17
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。解熱鎮痛薬中毒(アセトアミノフェン・アスピリン)について以下参考として引用します。1/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
解熱鎮痛薬中毒(アセトアミノフェン・アスピリン)
Antipyretics,analgesics poisoning(acetaminophen,aspirin)
難波義和 昭和大学・救命救急センター(藤が丘病院)
アセトアミノフェン(APAP)中毒
肝腎機能障害をきたす。特異的治療薬が存在する。
病態と診断
APAP(N-acetyl-p-aminophenol)は腸管から速やかに吸収され、多くは肝臓で硫酸抱合、グルクロン酸抱合を受けて排泄される。大量摂取の際には、グルタチオンが枯渇するため肝細胞障害をきたす。初期は悪心、嘔吐が出現する。肝機能異常は24時間以降に出現する。重症化すれば黄疸、凝固能異常、意識障害が出現し、多臓器不全から死亡することもある。5g異常あるいは150mg/kg以上の摂取で肝障害が出現し、15g以上あるいは300mg/kg以上で重篤となる。致死量は25gと言われる。常用者やアルコール常飲者では少量でも中毒を起こす。摂取後4時間以降の血中濃度が測定できれば、Rumack-Matthewノモグラムを用いて肝障害の発生を予測することができる。
治療方針
初期は無症状のこともあり治療が遅れやすい。悪心・嘔吐などがみられた場合には対症療法を行う。
吸収阻害
胃洗浄、活性炭、下剤の投与を行う。
排泄促進
APAPは血液灌流により除去されるという報告もあるが、毒性代謝物は比較的速く生成され、半減期も短いことから、日本中毒学会のガイドラインでは推奨されていない。
特異的治療
グルタチオンの前駆物質であるN-アセチル-L-システインを投与する。
処方例
アセチルシステイン内用液17.6% 初回に140mg/kg、以降4時間ごとに70mg/kgを17回、計18回 経口、経管投与
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