成瀬整骨院ブログ
循環器官用薬中毒について 1/3
2014年6月17日 19:06
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。循環器官用薬中毒について以下参考として引用します。1/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
循環器官用薬中毒
Circulatory drug poisoning
蓮池俊和 前橋赤十字病院高度救命救急センター・救急科・集中治療科(群馬)
ジギタリス中毒
病態と診断
重篤な症状は不整脈と候カリウム血症である。房室ブロック、洞性徐脈、洞停止、心室頻拍、心室細動などを生じる。先行して食欲不振、悪心・嘔吐、口乾などの消化管症状を認める場合が多い。高齢者は長年同じ量を服用していても、排泄能の低下から中毒に陥る場合があり注意が必要である。重症度と血中濃度は必ずしも相関しない。
治療方針
アトロピン硫酸塩に反応しない徐脈性不整脈には一時的ペーシングが必要である。心室性不整脈に対してはリドカイン塩酸塩やフェニルケトンを用いる。マグネシウム投与は血中濃度が正常でも有効とされる。循環が保てない場合や心停止例はPCPS(percutaneous cardioqulmonary support)を考慮する。高カリウム血症の治療において、カルシウム製剤はジギタリスの作用を増強するため禁忌である。ジゴキシン中毒では薬物排泄目的の血液浄化法は無効である。
処方例 症状に応じて下記を適宜用いる。
1)硫酸アトロピン注 1回0.5mg 静注
2)静注用2%キシロカイン注 1回1-2mg/kg 静注 以後1-4mg/分で持続静注
3)アレビアチン注 5分ごとに100mgを、または1gを50mg/分以下の速度で静注
4)マグネゾール注 2gを20分以上かけて静注 以後1-2g/時を持続静注
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