成瀬整骨院ブログ
抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒の病態と診断について 2/4
2014年6月14日 17:23
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒の病態と診断について以下参考として引用します。2/4
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒
Antidepressant poisoning
宮内雅人 日本医科大学講師・高度救命救急センター
三環系、四環系抗うつ薬中毒
治療方針
全身管理
心電図モニター下にQRS幅の経時的観察、けいれんに対する注意が必要である。少量であっても入院による24時間の管理は必要である。特にQRS幅が0.12秒以上に延長した場合、低血圧の場合においては、心室性不整脈への以降など重症化も考えられるため、重炭酸ナトリウムの投与も含め動脈血pHを7.45-7.55に維持する。
未吸収物質除去
胃洗浄、活性炭投与は、中毒量・致死量摂取の場合は服用早期であれば施行を考慮する。
排泄促進
分布容量、蛋白結合率が高いため、血液透析や血液吸着は無効とされる。一方、血漿交換はその有効性に関しての症例報告がみられる。
対症療法
心室性不整脈に関しては、過換気と重炭酸投与により動脈血pHを7.45-7.55に維持する。
処方例
メイロン注(8.4%)1回50-100mL 静注 繰り返し投与しpHを維持する
けいれんにおいては抗けいれん薬の投与さらには人工呼吸下ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静を行う。フェニトインなどの抗けいれん薬は心血管系への影響により推奨されていない。
処方例 下記のいずれかを用いる
1)ホリゾン注 1回10mg 数分かけて静注
2)ドルミカム注 初回投与量0.03-0.06mg/kg(総量0.3mg/kgまで)静注 腎機能に注意しなが増減
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