成瀬整骨院ブログ
有機リン・カーバメイト中毒について 3/3
2014年6月 3日 16:51
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。有機リン・カーバメイト中毒について以下参考として引用します。3/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
有機リン・カーバメイト中毒
Organophosphate and carbamate poisoning
相馬一亥 北里大学教授・救命救急医学
カーバメイト中毒
病態と診断
病態
有機リン系と異なり、一般には経皮的に吸収されにくい。カーバメイト剤のカルバミル基は、リン酸基よりもアセイルコリンエステラーゼ(AChE)との結合が早く、したがって症状出現も早い。カルバミル基は24時間以内に自然に分離し、酵素の機能は回復する。したがって有機リン剤に認められるAChEの変化は起こらず老化(aging)は起こらない。しかし、毒性は短期間であっても、AChEの強力な阻害薬には変わりなく、症状は劇的となることもある。
診断
有機リン系と同様にAChE阻害による症状が主であるが、中枢神経症状は少ない。
治療方針
服毒後1時間以内であれば、気管挿管に胃洗浄を行い、その後活性炭を投与する。抗菌薬としてのPAMは、カルバミル基を取り除くことができず効果がないとされる。状況により有機リン中毒かカーバメイト中毒以外に考えられない場合は、PAMの私用を考慮してもよい。
処方例(アトロピン硫酸塩)
硫酸アトロピン注(0.5mg、1アンプル1mL)
初期量として、1-4アンプル 静注、以降持続量として1-4アンプルを繰り返し静注
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