成瀬整骨院ブログ
シアン中毒について
2014年6月30日 18:39
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。シアン中毒について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
シアン中毒
Cyanide poisoning
池田弘人 帝京大学准教授・救急医学
病態と診断
シアン中毒は、青酸カリに代表される青酸化合物による致死的な中毒として広く知られている。ほかにも、シアン、シアン化水素(青酸ガス)、シアン化カリウム、シアン化ナトリウムなどが原因として挙げられる。管理罰則の強化により自殺あるいは殺人目的での服用による中毒はまれになり、最近は化学工場や火災現場で発生した有毒ガスに注意を要する。
シアンは、体内では細胞内のミトコンドリアの酵素中の三価の鉄に急速に結合し、エネルギー産生過程である酸化的リン酸化を阻害する。シアンを服用あるいは吸引すると、数十秒で頭痛、めまい、過呼吸、けいれんが生じ、数分で呼吸停止さらに心停止に至るという急速な進行をみる。経口摂取した場合は、頭痛、悪心・嘔吐などの消化管症状がみられ、胃内で特有なアーモンド臭のする青酸ガスが発生する。臨床検査では、酸素が利用されないため静脈血中酸素飽和度が高値を示し、乳酸アシドーシスがみられる。なお、吸入と経口では中毒出現までに差がある。吸入では高濃度なら瞬時(数回の呼吸)、経口では吸収まで早くとも数分を要する。
診断にはシアンとの関連性、呼気アーモンド臭、急速に悪化するバイタルサイン、説明不能な乳酸アシドーシスの存在などから疑うことである。今のところ迅速な判定法はない。
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