成瀬整骨院ブログ
乱用薬物中毒(覚醒剤、大麻、麻薬)について 2/2
2014年7月10日 10:39
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。乱用薬物中毒(覚醒剤、大麻、麻薬)について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
乱用薬物中毒(覚醒剤、大麻、麻薬)
Abuse of methamphetamine/marihuana/narcotics/others
大谷直嗣 広島大学病院・高度救命救急センター
大麻
病態と診断
大麻草から作られるタバコ(マリファナ)、大麻樹脂(ハッシン)などがあり、大麻取締法により規制されている。近年、大学生などによる大麻の栽培、不法所持が広がり、問題となっている。成分にテトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれ、陶酔、多幸感、幻覚作用などを引き起こす。乱用により異常感覚、幻覚、妄想、無動機症候群、人格喪失、生殖器の異常などをもたらす。上述の薬物中毒検出キットが有用である。
治療方針
対症療法が中心となる。
麻薬
病態と診断
モルヒネ、ヘロイン、コカイン、LSD、MDMAなどがある。モルヒネ、ヘロインの乱用例が多く、依存性が高い。酩酊、幻覚、多幸感をもたらし、呼吸抑制、血圧低下、徐脈、縮瞳の症状が特徴である。上述の薬物中毒検出キットが有用で、オピオイド系の薬物を検出できるが、コデインリン酸塩などの鎮咳薬や鎮痛薬としての麻薬の使用で偽陽性を示すことがあり注意が必要である。
モルヒネ、コデイン、コカイン、LSDなどの麻薬中毒では[麻薬及び向精神薬取締法]により都道府県知事(保健所)への届出義務がある。
治療方針
対症療法が中心で、呼吸循環管理が基本となる。オピオイド系の薬物に対しては拮抗薬ナロキソンを用いる。
処方例
塩酸ナロキソン注(0.2mg)1回0.2mg 静注 効果不十分の場合、さらに2-3分間隔で同量を1-2回追加投与
患者説明のポイント
・自傷や他害のおそれがある場合、精神症状が強い場合、薬物依存からの脱却には精神的な介入が必要となることを、本人や家族に説明する。
看護・介護のポイント
・薬物依存からの脱却には、家族や周囲の人間への支援も不可欠である。
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