成瀬整骨院ブログ
一酸化炭素中毒について
2014年7月13日 14:55
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。一酸化炭素中毒について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
一酸化炭素中毒
Carbon monoxide poisoning
平川明彦 関西医科大学講師・高度救命救急センター(滝井病院)
急性一酸化炭素(CO)中毒は、火災、閉所での不完全燃焼、自動車の排ガスや練炭による自殺企図などで生じる
病態と診断
病態
COは血中のヘモグロビンとの親和性が酸素の200倍以上あり、体内に入ると血液中のヘモグロビンと結合し、一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)を形成する。そのため、酸素がヘモグロビンと結合することができず、酸素飽和度が低下するため組織障害が発生する。また、ヘモグロビン以外のヘム蛋白とも結合するため、心筋や横紋筋なども障害される。CO-Hbの半減期は空気中で4-6時間であるが、純酸素吸入では40-80分、高気圧酸素療法(HBO:hyperbaric oxygenation)では15-30分に短縮される。
診断
発生状況の評価と血液ガス分析による血中CO-Hb測定で行う。血中CO-Hb濃度による主な症状を表に示す。なお、重症度の評価はCO-Hb濃度と曝露時間にて行うが、入院時のCO-Hb濃度は現場状況、曝露時間、救急隊の応急処置に影響されるため絶対的指標とはならず、呼吸・循環動態、Base Excess値などで総合的評価を行わなければならない。また、頭部CTやMRIは意識障害を呈する鑑別診断に用いるとともに、予後不良例では白質や淡蒼球に低吸収域を認めることが多く、経時的に実施しなければならない。
一方、急性期症状が回復した数時間後に見当識障害、失禁などの神経症状を発症する間欠型CO中毒がある。これは急性CO中毒例の5-10%に認められ、特に重症例や高齢者に多く発症し、大脳白質の脱髄性変化が原因と言われている。
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