成瀬整骨院ブログ
塩素ガス中毒の治療方針について
2014年7月18日 15:58
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。塩素ガス中毒の治療方針について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
塩素ガス中毒
Chloric gas poisoning
佐藤陽二 越谷ハートフルクリニック・院長(埼玉)
治療方針
特異的な治療法はない。眼、鼻、喉、気道にわずかに灼熱感や軽度の咳があるだけの場合は、曝露場所から新鮮な空気の場所に移すだけで、特別な治療を必要としない。眼の症状がある場合は流水で15分以上洗眼させ、症状が残っている場合には専門医を受診させる。また、皮膚に曝露した場合は衣類を除去し、微温湯や石けん水で洗浄除去する。
治療の基本は呼吸器症状に対する対症療法が中心となる。起座位にて酸素吸入を行う。喘鳴がある場合は気管支拡張薬の吸入を行う。呼吸器症状は、曝露後数時間以上経過して発症することもあるので注意を要する。
中等度以上の曝露の場合は入院させて、動脈血酸素飽和度測定や血液ガス検査を行いつつ注意深く呼吸器症状を観察する。声門浮腫や喉頭けいれんなどの上気道閉塞症上が出現している場合や肺気腫が増悪している場合は、躊躇することなく気管挿管を行いPEEP(呼気終末陽圧換気)を用いて人工呼吸管理を行う。
重症肺障害例では、ステロイドや好中球エラスターゼ阻害薬の投与が有効であったとの報告もあるが、現時点では確立された治療法ではない。しかしながら、通常の人工呼吸管理では治療効果が望めない場合には、これらの薬剤の投与も考慮する。
処方例 重症肺障害例では下記のいずれかを用いる。
1)ソル・メドロール注 1回1,00mgを生理食塩液100mLで溶解し、1日1回点滴静注 3日間 その後の投与量・投与期間は臨床経過で決める
2)エラスポール注 100mgを生理食塩液で溶解し、1日量4.8mg/kgを250-500mLの輸液で希釈し、24時間かけて持続点滴静注 原則として投与期間は14日以内
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