成瀬整骨院ブログ

ウイルス性出血熱について 2/3

2014年8月 9日 17:58

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


ウイルス性出血熱について以下参考として引用します。2/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

ウイルス性出血熱
Viral hemorrhagic fever
岡部信彦 国立感染症研究所・感染症情報センター長(東京)

3.南米出血熱 アルゼンチン出血熱、ブラジル出血熱、ベネズエラ出血熱、ボリビア出血熱の総称であり、病原体はそれぞれ、アレナウイルス科に属するウイルスである。主な感染経路は、ウイルス保有ネズミの排泄物、唾液、血液などとの接触である。潜伏期間は7-14日で、初期症状として突然の発熱、筋肉痛、悪寒、背部痛、消化器症状がみられる。3-4日後には衰弱、嘔吐、めまいなどが出現し、重症例では高熱、出血傾向、ショックが認められる。致死率は30%。
4.マールブルグ病 病原は、フィロウイルス科に属するMarburg virusである。宿主やヒトへの伝播経路は不明。ケニヤ、ザイール(現コンゴ民主共和国)、アンゴラなどで発生がみられる。3-9日間の潜伏期の後、発熱・全身倦怠感・頭痛・筋肉痛・関節痛などで急に発症し、腹痛・嘔吐・下痢などが続く。第3病日以降に出血傾向が出現、その後発疹が出現する。第6-9病日に激しい出血傾向やショック症状を呈し、死に至ることがある。エボラ出血熱より重症度は低い。致命率は20%以上。
5.ラッサ熱 病原はアレナウイルスに属するLassa virusである。ネズミなどがウイルスを媒介する。ナイジェリアから西アフリカ地方で風土病として存在している。6-21日の潜伏期間の後に発熱・全身倦怠感で発症、症状は出血熱として共通であるが、マールブルグやエボラに比較すれば軽症で致命率は1-2%。



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