成瀬整骨院ブログ
4類感染症、発疹チフスについて
2014年9月16日 16:47
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、発疹チフスについて以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
発疹チフス
epidemic typhus(louse-borne typhus)
三笠圭一 奈良県立医科大学教授・感染症センター
病態と診断
病原体は、リケッチア属チフス群に属するRickettsia prowazekiiである。コロモジラミの刺咬により、糞中や体液に含まれる本菌が傷や刺咬部位から侵入する。また、感染シラミの糞便を吸入したときに感染することもある。患者の解熱後2-3日(第1病週)までに吸血したシラミに本菌が伝播する。ヒト-ヒト感染はない。本邦では1946年に約3万人の患者が発生し、その後、1957年の1例を最後に現在では発生はない。しかし、海外では現在でも中南米やアフリカ、アジアの山岳地帯、中国北部、ロシアなどで発生し、輸入感染症として注意が必要である。
臨床症状は1-2週間の潜伏期を経て、悪寒、頭痛、背部痛、筋肉痛などを伴う突然の発熱で発症する。発熱は39-41℃に達し稽留する。顔面紅潮や結膜充血がみられる。発熱から5日目ごろに発疹が出現する。圧迫により褐色する淡紅色の発疹が体幹上部から顔面、手掌、足底を除く全身に広がる。重症例では出血性となり赤褐色になる。精神症状た、血圧低下、激しい頭痛、意識障害を伴いショック状態になることもある。本症の再発例はBrill-Zinsser病といい、初感染以来組織に潜伏していた本菌により数か月から数年経過した後に発症する。この場合は、発疹チフスの流行地での住居暦や既往歴が参考になる。
診断は、臨床的には発熱、強度の頭痛、発疹が3主徴である。鑑別診断として、発疹熱などのその他のリケッチア感染症、腸チフス、パラチフス、マラリア、デング熱との鑑別が必要である。一般検査では、肝機能障害や蛋白尿、貧血に加え、リンパ球の増加がみられる。確定診断は、血液や組織から本菌の証明を行う。その他、血清診断としてはワイル・フェリックス反応、間接蛍光抗体法(IFA)が用いられている。
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