成瀬整骨院ブログ
5類感染症-全数把握、HIV-1感染症の治療の基本事項について
2014年9月23日 17:21
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、HIV-1感染症の治療の基本事項について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-全数把握
HIV-1感染症
HIV-1 infection(acquired immunodeficiency syndrome:AIDS)
健山正男 琉球大学大学院教授・感染病態制御学
治療の基本事項
a)抗HIV薬を、原則として3剤以上併用する。
b)組み合わせの基本は、核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)2剤+非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)またはプロテアーゼ阻害薬(PI)である。
c)PIを用いる場合は、リトナビル〔ノービア・ソフトカプセル(100mg)〕を併用するかリトナビルとの合剤(カレトラ錠)を用いる。
d)初回導入時および必要に応じてHIV薬剤耐性検査を施行する。
e)患者が使用する他の薬剤、食物、サプリメントとの相関作用をチェックする。
f)可能な限り、服薬回数および錠剤が少ない組み合わせを選択するようになる。
治療未経験患者における具体的な処方
1.優先処方薬 a群とb群を以下のように組み合わせる。
処方例 1)-4)のいずれかと5)を併用する。
1)は妊娠第1期の間や妊娠の可能性がある場合は使用しない。3)はプロトンポンプ阻害薬(PPL,20mg/日以上のオメプラゾール等価物)を必要とする場合は使用しない。
a群:キードラッグ(NNRTIまたはPI)
1)ストックリン錠(600mg)1錠 分1
2)カレトラ錠 4錠 分2
3)レイアタッツカプセル(150mg)2カプセル
ノービア・ソフトカプセル(100mg)1カプセル(分1)
4)レクシヴァ錠(700mg)2錠
ノービア・ソフトカプセル(100mg)1カプセル(分1)
b群:バックボーン(NRTI)
5)ツルバダ錠 1錠 分1
6)ザイアジェン錠(300mg)2錠
エピビル錠(150・300mg)300mg(分1-2)
7)ゼリットカプセル(15・20mg)60-80mg
エピビル錠(150mg)2錠(分2)
8)ゼリットカプセル(15・20mg)60-80mg 分2
エムトリバカプセル(200mg)1カプセル 分1
9)レトロビルカプセル(100mg)4カプセル
エピビル錠(150・300mg)300mg(分2)
2.代替処方 代替処方は抗ウイルス活性や副作用の点で優先処方より劣る。しかし、患者の基礎疾患などから優先処方よりも適することがある。日本人(HLA-B*5701が0.1%未満)で、心血管系のリスクが低く、HIV量が100,00コピー/mL未満であれば、上記処方例5)の代わりに6)の選択も推奨される。腎機能低下患者では上記処方例5)を避け6)と9)のいずれかを選択する。6)と9)には合剤がある。
患者説明のポイント
・アドヒアランスの維持が、薬剤耐性変異を防ぎ予後を良好にする。ウイルス学的失敗の後の代替薬は、多くの点で不利益をもたらすことを十分理解させる。
・薬物相互作用について理解させる。サプリメント、グレープフルーツ、バーブの一部や他院で処方された薬剤の服用をする場合には連絡をするよう指導する。
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