成瀬整骨院ブログ
5類感染症-定点把握、流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)について
2014年10月17日 11:16
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-定点把握、流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-定点把握
流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)
mumps(epidemic parotitis)
浅野喜造 藤田保険衛生大学教授・小児科学
病態と診断
ムンプスウイルスの初感染による全身性疾患で、唾液腺腫脹を主症状とする。
病因
パラミキソウイルス科のRNAウイルスによる。
疫学
ウイルス患者の唾液、尿に排泄され、飛沫あるいいは接触感染により感染する。発病7日前から耳下腺腫脹後10日間程伝染力があるが、耳下腺腫脹前後が伝染力は強い。潜伏期は16-18日である。不顕性感染が多く(30-40%)、自然感染では終生免疫を獲得する。大流行を起こすことはまれで、毎年各地で小流行がみられる。冬、春に甥が、年間を通じて幼児、学童に患者発生がみられる。
病態・臨床
本症では全身の分泌腺組織、神経系組織が侵される。
唾液腺炎の中では耳下腺炎が多い。発熱、頭痛、食欲不振、倦怠感などの前駆症状があり、咀嚼に伴う耳痛を訴えることがある。翌日には耳下腺が腫脹し、1-3日のうちに最大になる。1-2日の間隔をおいて両側の耳下腺の腫脹を認めることも多いが、同時の場合もある。25%は一個性の腫脹だけに終わる。腫脹は痛みを伴い、3-7日持続する。発熱は1-6日持続し、耳下腺腫脹消退より先に解熱する。顎下腺炎、舌下線炎も認められる。
睾丸・副睾丸炎は、思春期以降の男児に認められる。耳下腺腫脹後に出現し、通常一個性である(両個性は約2%)。発熱、悪寒、下腹部痛で始まる。睾丸は腫大、疼痛を伴い3-5日持続する。後遺症としての男性不妊症はほとんどないとされている。
髄膜炎は患者の約10%にみられる。まれに脳炎症状を伴うことがある。耳下腺腫脹の3-10日後に発症することが多い。発熱とともに頭痛、悪心、嘔吐、項部硬直、ケルニッヒ徴候などの髄膜刺激、頭蓋内圧亢進症状、所見が出現する。3-10日の経過で解熱し、症状も消退する。無菌性髄膜炎の髄液所見を示す。
膵炎はまれである。心窩部痛で発症し、発熱、悪寒、悪心、嘔吐を伴う。3-7日の経過で回復する。血清、尿中アミラーゼ値上昇は唾液腺炎だけでも生ずる。
その他、まれに卵巣炎、甲状腺炎、腎炎、感音性難聴などを合併する。特に最近は治療法のないムンプス難聴がクローズアップされている。
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