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2014年7月 7日 10:12
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。メタノール中毒の治療方針について以下参考として引用します。1/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
メタノール中毒
Methanol poisoning
岩井正秀 西脇市立西脇病院・副院長(兵庫)
治療方針
中毒症状は代謝産物の毒性により出現するため、メタノール中毒の治療の主体は、それらの生成阻害と体外への除去である。
メタノールの代謝阻害
全身管理のもとで、エタノールの投与を行う。アルコール脱水素酵素はメタノールよりもエタノールに対する親和性が約20倍高いため、エタノール投与によってメタノールの代謝が阻害される。エタノールの血中濃度100mg/dLを維持するよう投与する。
処方例 下記のいずれかを用いる。なお、1)、2)とも飲酒歴に応じて増減する。
1)ウイスキー(約40%エタノール)1.5-2.0mL/kgを初回はジュースなどで希釈して約30分で経口または経管投与。以後0.2-0.4mL/kg程度を1時間ごとに投与
2)無水エタノール5%ブドウ糖液で希釈して10vol%エタノール液を作成(院内調剤)し、8-10mL/kgを30分かけて点滴静注、以後、維持量として0.8-1.9mL/kg/時の速度で投与
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2014年7月 6日 09:44
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。メタノール中毒について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
メタノール中毒
Methanol poisoning
岩井正秀 西脇市立西脇病院・副院長(兵庫)
病態と診断
メタノールは無色透明で刺激臭があり、各種塗料、燃料、洗浄剤などに広く使用されている。メタノール中毒は、自殺企図あるいは誤飲によるものがみられるが、診断のためには詳細な病歴聴取が必要である。体内に吸収されたメタノールはアルコール脱水素酵素により、ホルムアルデヒドとなり、さらに代謝されて蟻酸となる。これらの代謝産物が代謝性アシドーシスを引き起こし、悪心、嘔吐、意識障害などの中毒症状が出現する。また、osmolar gapは血中メタノール濃度を、anion gapは蟻酸を反映する。重症例では脳浮腫を呈し、徐脈、呼吸停止、心停止に至ることもある。また、さまざまな程度の視力障害の出現も特徴的である。
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2014年7月 5日 09:41
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。急性エタノール中毒の治療方針について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
急性エタノール中毒
Acute ethanol poisoning
岡田保誠 公立昭和病院・救命救急センター長(東京)
治療方針
ほとんどは軽症例であり、保温と輸液のみでよい。エタノールは浸透圧物質であり利尿作用をもつため、患者は脱水傾向にある。したがって輸液スピードは速めが基本である。経過観察中、誤嚥による窒息や肺炎を合併させないように注意をする。意識が半覚醒してきたときにベッドから転落させたりせぬような配慮も必要である。
重症例(血中エタノール濃度400mg/dLを超える例)で血圧低下がみられる場合には、昇圧剤の投与を開始し、血液浄化法(血液透析、持続的血液ろ過透析)の施行を考慮する。アルコール依存症の患者においては衝心脚気の可能性を考慮しビタミンB1の投与も併行する。
処方例 下記の薬剤を必要に応じて適宜用いる
1)ラクテック注、またはヴィーンF注 500mL 点滴静注 300mL/時で開始。時間尿量が十分なら減量。低体温の場合には加温輸液が望ましい。低血糖である場合には、ラクテックD注、またはヴィーンD注 500mLを輸液する。
2)カタボンHi注(0.3%)、またはカタボンLow注(0.1%)3μg/kg/分 点滴静注 必要に応じ増量
3)アリナミンF注 1回100mg ゆっくり静注
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2014年7月 4日 09:39
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。急性エタノール中毒の診断について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
急性エタノール中毒
Acute ethanol poisoning
岡田保誠 公立昭和病院・救命救急センター長(東京)
診断
急性エタノール中毒の診断は、飲酒歴、アルコール臭、臨床症状などを総合すれば、ふつうは難しくない。血中エタノール濃度測定ができれば診断が確定する。血中濃度測定ができない医療機関では、血中エタノールが浸透圧ギャップの構成要素の大部分であると仮定下、血清浸透圧ギャップから血中濃度推定をし、診断の補助とする。血中エタノール濃度を推定するときの変換係数としては、計算値4.6を使うと過大評価になるため、4.0を使うことが多い。
浸透圧ギャップ=血清浸透圧実測値-血清浸透圧計算値
血清浸透圧計算値=2×[Na]+[血糖]/18+[BUN]/2.8+5(mOsm/L)
血中エタノール濃度=変換係数×浸透圧ギャップ(mg/dL)
なお、意識障害で救急搬送された、呼気にアルコール臭の強い患者を診察するときは、意識障害の原因となる他因子(低血糖、急性薬物中毒など)がないか、頭部外傷などを受傷していないか、偶発性低血圧症、誤嚥性肺炎、マロリーワイス症候群などの合併症がないか、についても注意を払わなければならない。
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2014年7月 3日 09:15
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。急性エタノール中毒について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
急性エタノール中毒
Acute ethanol poisoning
岡田保誠 公立昭和病院・救命救急センター長(東京)
急性エタノール中毒のほとんどは大量飲酒に伴うものである。
病態と診断
体内動態
体内に摂取されたエタノールは、胃から約20%、小腸からその他大部分が吸収される。吸収速度は胃では遅く、小腸では速い。そのため、何も食べずに飲酒していた場合は、食事とともに飲酒していた場合よりも血中エタノール濃度のピークは早くなる。一気飲みのような飲み方をすれば血中濃度は非常に早く立ち上がる。胃切除者が飲酒した場合も、血中濃度はとても早く上昇する。また、大酒家でも一部のエタノール代謝酵素が誘導されるためにエタノール代謝が早くなり、血中のエタノールはより早く消失する。このようなことから、飲酒量と血中エタノールの関係は、飲み方や個人差によって不定となる。
臨床症状
症状は主として中枢神経系の抑制症状である。多幸感、多弁、運動失調(歩行困難)、言動不明瞭、意識障害、呼吸抑制、血圧低下などを認める。血中濃度と中毒症状との関係には個人差はあるものの、おおよそ相関関係にあり、400mg/dLを超える場合には死亡することがある。
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