成瀬整骨院ブログ

■ 2018年12月

タバコ中毒について

2014年6月20日 15:43

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


タバコ中毒について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

タバコ中毒
Tobacoo ingestion
福本真理子 北里大学薬学部准教授・臨床薬学研究・教育センター(中毒学)

病態と診断
 紙巻きタバコによる急性中毒は、本邦で最も多い家庭内中毒事故の1つである。主成分のニコチンは水溶性アルカロイドで、致死量は成人で40-60mg、小児で10-20mgである。紙巻きタバコ1本にはニコチンが7-24mg含まれるが、乾燥したタバコや吸い殻を誤飲した場合、嘔吐中枢を刺激されて吐くことが多いため、誤飲事故で死亡することはない。しかし、灰皿内で吸い殻に浸透した水は、ニコチン濃度も高く危険である。また、誤飲時の食処置として水を飲ませる行為は、ニコチンの溶出と腸内での吸収を速めるおそれがあるため、避けるべきである。
 自殺企図でタバコを煮出した液(浸出液)を大量に摂取した場合は、硫酸ニコチン含有の農薬中毒と同じ様に致死的な症状がでる。ニコチンは自律神経作動薬い分類され、自律神経、中枢神経および骨格筋作用し、初期は興奮、後に抑制作用を示す。摂取後15-30分え悪心・嘔吐が出現する。少量ではめまい、顔面蒼白、脱力感、血圧上昇、頻脈、発汗などがみられ、大量では縮動、流涎、気道分泌亢進、徐脈、血圧下降などが起こる。
 問診、周囲の状況、口腔内や吐物内のタバコ薬の確認やタバコ臭で診断する。



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循環器官用薬中毒について 3/3

2014年6月19日 09:27

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


循環器官用薬中毒について以下参考として引用します。3/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

循環器官用薬中毒
Circulatory drug poisoning
蓮池俊和 前橋赤十字病院高度救命救急センター・救急科・集中治療科(群馬)

治療方針
カルシウム拮抗薬中毒
 消化管運動低下作用があるため、服用から時間が経っていても胃洗浄が有効な場合がある。徐放剤ならば腸洗浄の適応である。カルシウム製剤の投与を試みる。徐脈、低血圧に対してはアトロピン硫酸塩、輸液負荷、カテコールアミン、グルカゴンなどで対症療法を行う。不応例では一時的ペースメーカーやIABP(intraaortic balloon pumping)、PCPSを考慮する。血液浄化法は無効である。
処方例 症状に応じて下記を適宜用いる。
1)2%塩化カルシウム注 1回50mL 徐々に静注 または カルチコール注(8.5%)1回20mL 緩徐に静注
2)硫酸アトロピン注 1回0.5mg 静注
3)イノバン注 5-20μg/kg/分 持続静注
4)ノルアドレナリン注 0.11μg/kg/分 持続静注
5)グルカゴンG・ノボ注 1回5-10mg 静注 以後、1-5mg/時で持続静注(高血糖に注意)
β遮断薬中毒
 けいれん、気管支れん縮、低血糖などに対して対症療法を行う。一般的に血液浄化法は無効だが、アテノロール(テノーミンなど)では有効とされる。徐脈、低血圧に対してはカルシウム拮抗中毒の治療に準じる。β刺激薬の投与を考慮する。
処方例
プロタノールL注 2-20μg/分 持続静注




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循環器官用薬中毒について 2/3

2014年6月18日 09:27

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


循環器官用薬中毒について以下参考として引用します。2/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

循環器官用薬中毒
Circulatory drug poisoning
蓮池俊和 前橋赤十字病院高度救命救急センター・救急科・集中治療科(群馬)

降圧薬中毒
 重症化しやすいカルシウム拮抗薬中毒とβ遮断薬中毒について概説する。高齢者の誤飲では複数種の降圧薬が処方されていることが多い。自殺企図では、睡眠薬など他剤と一緒に服用している場合がり注意が必要である。降圧薬は長時間作用型が多く、特に小児の誤飲の場合は、時間が経過してから重症化することがあるため入院で経過観察する。
病態と診断
カルシウム拮抗薬中毒
 主症状は徐脈、低血圧である。重症例では高血糖を認める場合もある。
β遮断薬中毒
 徐脈、低血圧のほかに、悪心・嘔吐、気管支れん縮、低血糖、高カリウム血症を認める場合がある。プロプラノロールのように脂溶性のものは意識障害やけいれんなど中枢神経症状を生じる。



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循環器官用薬中毒について 1/3

2014年6月17日 19:06

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


循環器官用薬中毒について以下参考として引用します。1/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

循環器官用薬中毒
Circulatory drug poisoning
蓮池俊和 前橋赤十字病院高度救命救急センター・救急科・集中治療科(群馬)

ジギタリス中毒
病態と診断
 重篤な症状は不整脈と候カリウム血症である。房室ブロック、洞性徐脈、洞停止、心室頻拍、心室細動などを生じる。先行して食欲不振、悪心・嘔吐、口乾などの消化管症状を認める場合が多い。高齢者は長年同じ量を服用していても、排泄能の低下から中毒に陥る場合があり注意が必要である。重症度と血中濃度は必ずしも相関しない。
治療方針
 アトロピン硫酸塩に反応しない徐脈性不整脈には一時的ペーシングが必要である。心室性不整脈に対してはリドカイン塩酸塩やフェニルケトンを用いる。マグネシウム投与は血中濃度が正常でも有効とされる。循環が保てない場合や心停止例はPCPS(percutaneous cardioqulmonary support)を考慮する。高カリウム血症の治療において、カルシウム製剤はジギタリスの作用を増強するため禁忌である。ジゴキシン中毒では薬物排泄目的の血液浄化法は無効である。
処方例 症状に応じて下記を適宜用いる。
1)硫酸アトロピン注 1回0.5mg 静注
2)静注用2%キシロカイン注 1回1-2mg/kg 静注 以後1-4mg/分で持続静注
3)アレビアチン注 5分ごとに100mgを、または1gを50mg/分以下の速度で静注
4)マグネゾール注 2gを20分以上かけて静注 以後1-2g/時を持続静注



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抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒の病態と診断について 4/4

2014年6月16日 17:27

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒の病態と診断について以下参考として引用します。4/4


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
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より引用

抗うつ薬中毒(三環系、四環系)、炭酸リチウム中毒
Antidepressant poisoning
宮内雅人 日本医科大学講師・高度救命救急センター
三環系、四環系抗うつ薬中毒

治療方針
 全身管理に関しては十分な輸液を行い、尿量を確保し腎臓での再吸収を防ぐ。急性期などの大量服薬であれば胃洗浄を考慮してもよいが活性炭は吸着しない。しかし、他の薬物を服用している場合では活性炭の私用を考慮してもよい。慢性服用下においては、まず服用を中止する。アミノフェリンは現在では推奨されていない。症状にけいれんがみられる場合は抗けいれん薬さらには人工呼吸下ベンゾジアゼピン系薬剤を使用する。
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ホリゾン注 1回10mg 数分にかけて静注
2)ドルミカム注 初回投与量0.03-0.06mg/kg(総量0.3mg/kまで)静注 腎機能に注意しながら増減
 注意として、フェニトインは無効であるばかりか腎排泄を低下させるために血中濃度が上昇し適応ではない。
 吸収された薬物の除去には、分布容量が低いため血液透析が有効であるが、その適応に関しては血中濃度だけで判断するのでなく、けいれん、昏睡、心室性不整脈などの重篤な症状を伴う場合に行うという報告もある。



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