成瀬整骨院ブログ

■ 2018年12月

催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)の治療方針について

2014年6月10日 17:12

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)の治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)
Hypnotics and sedatives poisoning
柳川洋一 防衛医科大学校病院講師・救急部

治療方針
 急性期は除染と対症療法が基本である。通常は催眠・鎮静薬中毒でけであれば、数日で意識がは覚醒し、身体的には退院可能となる。気道確保、呼吸、循環への処置が行われていれば、死亡することはきわめてまれである。死亡する場合は、発見されるまでに嘔吐して、窒息をきたすことによる低酸素脳症の合併、誤嚥性肺炎の合併、長期の同じ体位の持続による肺動脈塞栓の合併などが原因である。慢性期には覚醒後、自殺再企図により死亡することもあるため、精神化診療依頼を行う。また、繰り返し起こす症状が多いため、服薬管理は本人任せにせず、家族に管理させるべきである。
呼吸管理
 Japan Comas Scale3桁の症例では気管挿管を考慮するJapan Comas Scale3桁の症例に対して胃洗浄を行う場合は気管挿管が必須である。
循環管理
 低血圧があり、乏尿があれば、急速輸液と昇圧剤の投与が必要となる。
処方例 下記のいずれか、または両方を用いる。
1)ラクテック注 250-500mL/時 点滴静注(尿量が確保されるまで)
2)イノバン注 3-5μg/kg/分 持続静注
除染
 除染の方法としては催吐、胃洗浄、吸着炭・下剤の投与に関しては急性中毒治療の原則の項参照のこと。
血液浄化法
一般的には適応がない。
拮抗薬
 アネキセートの薬効は短時間のため、ベンゾジアゼピン大量内服症例を覚醒し続けるための頻繁投与は煩雑で、また、保険適用上投与量にも限度があるため、実際的でない。



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催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)の病態と診断について

2014年6月 9日 17:11

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)の病態と診断について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

催眠・鎮静薬中毒(ベンゾジアゼピン、ブロモバレリル尿素)
Hypnotics and sedatives poisoning
柳川洋一 防衛医科大学校病院講師・救急部

病態と診断
 ベンゾジアゼピンは、中枢神経へ抑制的に働くGABA受容体の作用を亢進させ、抗不安、催眠作用をもたらす。プロモバレリル尿素は大脳皮質の機能を抑制するとともに、上行性脳幹網様体賦活系を抑制して催眠・鎮静作用を現す。いずれも大量服用すると、意識障害、呼吸抑制、麻酔作用から末梢血管が拡張し、頻脈や低血圧を呈する。
 診断は患者や関係者からの申告、発見された周囲やゴミ箱から多数の空となった薬包が見つかることで判明することが多い。また、比較的若年者で弛緩性の意識障害があり、神経学的巣症状を伴わず、血液検査や中枢神経の画像診断上、原因が判明しない場合は、特に急性薬物中毒を疑う必要がある。
 尿薬物定性試験トライエージはベンゾジアゼピン中毒のスクリーニングとしては有用である。しかし、確定診断には血中乏度を測定する必要がある。ベンゾジアゼピンの拮抗薬でもあるアネキセートを投与し、患者が覚醒すればベンゾジアゼピン中毒の臨床的診断をつけることは可能である。しかし、急性薬物中毒の多くの場合は、多剤大量内服が一般的で三環系抗うつ薬を服用していることも多く、この場合、アニキセートを用いると三環系抗うつ薬の中毒が増強され、けいれん発作や致死性不整脈を生じることもあり、アニキセート投与は勧められない。
 プルモバレリル尿素はX線不透過性のため、腹部X線写真上、胃部分に一致して白色調の淡い陰影を認めた場合、プロモバレリル尿素を服用していた可能性が高い。



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グリホサート・グルホシネート中毒の治療方針について

2014年6月 8日 17:09

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


グリホサート・グルホシネート中毒の治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

グリホサート・グルホシネート中毒
Glyphosate and glufosinate poisoning
元宿めぐみ 東海大学病院・高度救命救急センター講師

治療方針
 急性中毒の一般的初期治療は対症療法で特異的な治療や拮抗薬はない。界面活性剤の中毒症状のため、輸液を十分行うこと。大量服毒では血管透過性亢進による循環血液量減少となり、低血圧・乏尿となる。初期のショックの対策と上述のグリホサート製剤(ランドアップマックスロード)は、来院時より高カリウム血症である可能性がありその対処(カルチコール投与、透析)が必要である。また、グルホシネート製剤は、100mL以上では遅発性の呼吸停止、けいれん(気管挿管、人工呼吸器)の対処が必要である。グルホシネート製剤は来院時軽症でも最低48時間の経過観察入院が必要である。また、大量服毒および服毒量不明の場合も経過観察入院を有する。
輸液
処方例
ヴィーンF注 開始時、100-100mL/時 点滴静注 尿量が1mL/kg/時以上を維持するようにする。
血圧の維持
処方例
イノバン0.3%シリンジ 3-20μg/kg/分 持続静注(適宜増液)
けいれんに対して
処方例
セルシン注(5mg/mL)1回5mg 静注



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グリホサート・グルホシネート中毒の診断について

2014年6月 7日 17:07

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


グリホサート・グルホシネート中毒の診断について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

グリホサート・グルホシネート中毒
Glyphosate and glufosinate poisoning
元宿めぐみ 東海大学病院・高度救命救急センター講師

診断
 自殺目的の服毒が多いが、服毒したものは何か、確認のため原液瓶を持参してもらうことが重要である。また、吐物や胃洗浄の残渣も毒物特定の役に立つ。グリホサート製剤は農薬の中でも有機リン製剤ほど臭いはきつくない。グルホシネート製剤は、青緑色で見た目がパラコートと似ているが、パラコートより臭いがきつい。
重症度
 服毒量や、服毒から来院までの時間、また服毒直後の嘔吐の有無で一概に言えないが、おおよその目安としては以下のとおりである。
1.グリホサート製剤
a.無症状例 5-50mL
b.軽症例 20-100mL(悪心・食道炎、口腔内潰瘍)
c.中等症例 20-500mL(胃炎、食道炎、口腔内潰瘍)
d.重症例 85-200mL(呼吸不全、ショック、腎不全、昏睡、心停止)、100mL以上で死亡例が散見されている。
2.グルホシネート製剤 100mL以上服毒した症例は遅発性(6-40時間後)に昏睡やけいれん、呼吸停止など重症例となることが多い。



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グリホサート・グルホシネート中毒の病態について

2014年6月 6日 17:06

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


グリホサート・グルホシネート中毒の病態について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

グリホサート・グルホシネート中毒
Glyphosate and glufosinate poisoning
元宿めぐみ 東海大学病院・高度救命救急センター講師

病態と診断
 毒性の高いパラコートに代わる除草剤として、含リンアミノ酸除草剤であるグリホサート・グルホシネート製剤が低毒素であるため、農業用、一般家庭庭園芸用として広く多く市販されている。主成分であるグリホサート・グルホシネートはヒトに対して低毒性であり、中毒症状の要因は、副成分である界面活性剤によるものと考えられている。
病態
1.グリホサート製剤 代表商品としてラウンドアップ〔マックスロード、ハイロード(褐色液体)〕、三共の草枯らし、サンフーロン、クサクリーン液剤などがあり、その成分の割合はグリホサートイソプロピルアミン塩:41%、水・界面活性剤:59%(ラウンドアップマックスロードでは、グリホサートカリウム塩:48%、水・界面活性剤:52%)と製品にかかわらずほぼ同率である。吸収されたグリホサートは、服毒後2-4時間で最高血中濃度値となり、ほとんどが尿中に排出される。中毒症状は、製剤に配合されている界面活性剤によるものである。最近、販売となったラウンドアップマックスロードだけは、比率が若干違い、グリホサートカリウム塩のため、高カリウム血症を認め、来院時致死性不整脈を認めることが報告されている(LD50:5,600mg/kgラット)。
2.グルホシネート製剤 代表商品としてバスタ、ハヤブサ(青緑液体)などふがあり、グルホシネートの吸収は服毒40-50分で血中濃度のピーク値となり、服毒24時間で95%がほぼ未変化体で尿中に排出される。グルホシネートそのものの毒性は、主に中枢神経系の作用である(LD50:1,500mg/kgラット)。
 界面活性剤による中毒症状は、粘膜・消化管への直接刺激作用による消化管症状(悪心・嘔吐)に、血管透過性亢進、末梢血管抵抗の低下などから循環血液量減少をきたし、乏尿・無尿、ショック状態を呈する。



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