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2014年5月16日 14:51
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。高気圧酸素療法について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
高気圧酸素療法
Hyperbaric oxygen(HBO)therapy
宮加谷靖介 国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター・救命救急センター部長(広島)
高気圧酸素療法とは、タンクの中に患者を入れ加圧していき、大気圧を1-1.8気圧上回る圧をかけ、その環境下で1-1.5時間純酸素にて呼吸させ減圧するものである。タンクには1人用の第1種装置と多人数様の第2種装置があり、前者は、多くの場合、酸素にて加圧するもので、後者は、空気にて加圧し患者にはk酸素を吸入させるものである。この治療は、吸入酸素分圧の上昇に伴う酸素運搬量の増加と生体にかかる圧による効果が治療原理である。多くの患者に対して保健適応が認められているが、作用機序を考慮して、発症から時間・症状んどを勘案したうえで、適応を決定することが重要である。
高気圧酸素療法による効果
1.酸素運搬量の増加 血液には、酸素が溶解しており溶解量は次の式で示される〔酸素運搬量(mL/分)=[1.34×Hb(g/dL)×酸素飽和度+0.003×PaO2(mmHg)]×心拍出量(dL/分)〕。Hb1gには飽和状態で1.34mLの酸素が結合し(科学的溶解酸素)、血中の溶解酸素はPO2 1mmHgあたり1dLの血液に0.003mL含まれる(物理的溶解酸素)。成人で、Hb15g/dL、動脈血の酸素飽和度を100%、PaO2を100mmHg、心拍出量を40dL/分とすると、酸素運搬量は816mL/分となる。タンク内に入り1気圧加圧された場合、PaO2は1,400mmHg前後まで上昇する。この際、酸素運搬量は972mL/分となり加圧より156mL/分増加する。この酸素運搬量の増加により、循環不全の組織に酸素が供給され、線維芽細胞や骨芽細胞の活性化を促し組織修復が促進される。また、酸素の抗菌作用を利用し、細菌の増殖の抑制効果が認められる。
2.圧による変化 気体と圧の関係はボイルの法則で圧力が2倍になれば体積は1/2に減少する。この機序により、高気圧環境で体内の気体の体積が減少し通過障害を軽減させる。
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2014年5月15日 14:51
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。血栓・塞栓除去法(フォガティー・カテーテル)について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
血栓・塞栓除去法(フォガティー・カテーテル)
Thromboembolectomy(Fogarty catheter)
渡橋和政 広島大学大学院准教授・外科学
適応
急性動脈塞栓症、急性深部静脈血栓症(発症2週以内)が適応となる。前者は心臓内血栓(心房細動、差室瘤など)や心臓腫瘍(左房粘液腫など)、大動脈の粥腫・血栓などが遊離して末梢動脈に塞栓をきたすことが原因となる。発症から8時間以内に血行を再開しないと不可逆的な筋壊死に至るが、それ以前にも組織障害はすでに進行しているため可及的早期の治療が望ましい。
治療手段
局所麻酔(必要に応じて鎮静・全身麻酔)を用いる。静脈ルートを確保し、心電図、血圧をモニターしながら治療を進める。フォガティー・カテーテルは、動脈では2-4Fr、静脈では5-8Frを用いる。動脈では塞栓部位からアプローチし、中枢側・末梢側の塞栓を除去できるが、静脈では肺塞栓を回避するため閉塞を除去できるが、静脈では肺塞栓を回避するため閉塞部位の中枢側にアプローチする。以下、下肢動脈塞栓を例にとって説明する。
鼠径部で局所麻酔下に皮膚切開を加え、大腿動脈を露出し切開予定部位の中枢側と末梢側でテーピングをする。フォガティー・カテーテルのバルーン内に少量造影剤を混ぜた生理食塩液を充填しておく(造影剤が多すぎると回収できなくなることがある)。ヘパリンを3-5mL静注後、動脈を遮断し1/3-1/2周の横切開を加える。中枢側にカテーテルを挿入しバルーンを拡張して引いてくると、血栓が除去され血液が噴出してくる。末梢側ではバックフローがないことが多いが、血栓を押し込まないよう注意しつつカテーテルを挿入し、バルーンを拡張してカテーテルを引いてくる。バルーンを過膨張して動脈の内膜を損傷しないよう注意するとともに、効率的に血栓を回収するために、カテーテルを引く抵抗がやや減ずる程度のバルーン拡張を維持した状態で引いてくるとよい。この操作は、数回に分けて次第に末梢にアプローチする。カテーテル挿入時に抵抗がある場合は、大腿深部動脈にカテーテルが迷入しているか閉塞性動脈硬化症がもともとあった可能性がある。カテーテルを引いてくる抵抗である程度察しがつく。血栓が出てこなくなった時点で、末梢動脈をを造影して開通を確認するとともに、ヘパリン加生理食塩液を末梢側に抵抗なく注入できることを確認する。
6-0プロリン糸で動脈切開部を連続縫合で閉鎖する。空気抜きをしながら結紮し、遮断解除する(血圧低下に注意)。足背・後脛骨動脈で脈拍を確認する。ドプラ血流計が便利である。
注意点
発症から時間が経過している場合には、myonephropathic metabolic syndrome(MNMS)に注意する。筋肉壊死により還流静脈血中にカリウムとミオグロビンが含まれる。高カリウム血症を回避するため、静脈を遮断し最初の還流血を破棄することもある。術後は、ミオグロビンによる腎機能障害、筋腫脹によるコンパートメント症候群にも注意する。
一方、塞栓源が上行動脈より中枢側であれば、脳動脈に塞栓をきたして脳梗塞を発症するおそれがあるため、原因に対する治療も考慮する。
塞栓の原因が明らかでない場合には、病理組織的検査で塞栓を精査する。
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2014年5月14日 12:21
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。腰椎穿刺・髄液採取法の手技について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
腰椎穿刺・髄液採取法
Lumbar puncture(spinal tap)and cerebrospinal fluid collection
金子直之 東京医科大学准教授・救急医学
4.穿刺 腰椎穿刺針のカット面を頭側に向けて、棘突起間で背中の面に垂直、または少し頭側に向けて穿刺する。針の方向は成否にかかわるので、刺入の途中でも繰り返し確認するほうがよい。骨に当たる抵抗があれば方向を少しずつ頭側に変える。硬膜を貫いたら内針を抜き、髄液の流出を確認する。髄液が血液の場合は、真の血性髄液かいわゆるtrauatic tapかの鑑別が必要になるが、後者の場合はしばらく流出させるとすぐに淡くなるので、その場合は透明になるのを待って採取する。髄液流出がなければ内針を入れてさらに数mm刺入してみるか、針を回転させながらゆっくり抜いてみる。それでも流出がなければ針を抜いて再度穿刺する。硬膜までの距離は新生児で1-2cm、幼児で3cm、年長児以上で4-6cmである。
5.髄液圧測定 外筒に三方活栓を付け、圧測定棒を接続して初圧を測る。髄液上昇が止まり呼吸性に上下する中央値を髄液圧とする(正常60-150mmH2O)。200mmH2Oを超える場合は頭蓋内圧亢進と考え、検査を中止する。
6.Quecknestedt試験 くも膜下腔の開通性を検査する試験で、両側頭静脈を10秒間圧迫すると圧が100mmH2O以上上昇し、圧迫解除後10秒以内で元に戻るのが正常である。
7.髄液採取と減圧測定 採取は自然流出にまかせ、それを試験管で受ける。採取量は最小限にとどめる。採取後は終圧を測定してから針を抜いて消毒し、絆創膏を貼付する。
8.穿刺後の注意 穿刺後の頭痛を軽減させるため、1時間程度の安静臥位をとらせることが好ましいが、エビデンスはない。対麻痺などの神経症状の有無を確認する。
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2014年5月13日 12:19
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。腰椎穿刺・髄液採取法の手技について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
腰椎穿刺・髄液採取法
Lumbar puncture(spinal tap)and cerebrospinal fluid collection
金子直之 東京医科大学准教授・救急医学
手技
1.体位 側臥位にし、患者に両腕で膝を抱えて背中を丸めさせる。穿刺部位を突き出すように意識させ、"エビのようにしておへそを見るように"指示するとよい。介助者がいるときは、患者の対面に位置させて膝と肩を引き寄せてもらうが、患者の背中がベッドに垂直になるようにし、肩が斜めになって身体が捻じれないように注意する。患者の頭には枕を入れて脊柱が一直線になるようにする。
2.穿刺部位と消毒 Jacoby線(両腸骨稜の上端を結ぶ線)と棘突起列の交差点が第4腰椎棘突起で、これを指標にする。成人では第4-5腰椎間で穿刺するので、広めに消毒する。小児では、成人より1椎体下位で穿刺する。穿刺部位を露出するように滅菌覆布で覆う。
3.局所麻酔 皮膚から棘間靭帯レベルまで行う。なるべく深くまで行ったほうが患者の苦痛を軽減できるので腰椎穿刺針を用いるとよい。靭帯レベルでは"ブツブツッ"という抵抗があり、硬膜を通るときは"プツッ"という感覚の後に抵抗がなくなつので、慣れれば針先の位置がわかるようになる。髄腔内に誤って注入すると一過性の対麻痺が生じるので注意する。穿刺に熟練すれば局所麻酔は必ずしも必要でない。
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2014年5月12日 12:17
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。腰椎穿刺・髄液採取法について以下参考として引用します。
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総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
腰椎穿刺・髄液採取法
Lumbar puncture(spinal tap)and cerebrospinal fluid collection
金子直之 東京医科大学准教授・救急医学
目的と適応
1.診断的適応 中枢神経系の(類)炎症性疾患(髄膜炎、脳炎、脊髄塩、ギラン・バレー症候群など)、脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、ヘルペス脳炎など)、腫瘍性疾患(脊髄腫瘍、びまん性髄膜癌腫瘍、血液・リンパ性腫瘍浸潤)、その他(髄液圧測定や脳室・脳槽・脊髄腔造影が必要な疾患)。
2.治療的適応 薬物注入(抗菌薬、抗真菌薬、抗腫瘍薬、麻酔薬)、髄液ドレナージ。
禁忌
頭蓋内圧亢進、出血傾向・凝固障害、穿刺部位の感染・炎症、敗血症、体位保持に問題があるとき(脊椎骨折、不安定骨盤骨折、両側胸郭動揺性骨折など)。
準備
腰椎穿刺針2本〔1本は局所麻酔用:成人21-23G、小児:22-25Gで、細いほうが(成人であれば25-27G程度)穿刺後頭痛が少なくなるが多小の技術を要する〕、消毒一式、穴あき滅菌覆布、滅菌ガーゼ、滅菌手袋、マスク、三方活栓、圧測定棒(マノメーター)または滅菌メジャー、滅菌試験管2本(一般・細菌検査)、局所麻酔薬(1%キシロカイン)、絆創膏。
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