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2014年10月 6日 10:07
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、麻疹(はしか)の診断について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-全数把握
麻疹(はしか)
measles(rubeola)
新里 敬 中頭病院・感染症内科部長(沖縄)
診断
麻疹患者との接触がある未罹患者であれば、臨床症状や身体所見から臨床診断が可能である。診断確定には、ウイルス分離、特異的IgM抗体価の測定、急性期と回復期のペア血清でのIgM抗体の有意な上昇の証明、RT-PCR法によるRNAの検出などが必要である。
合併症
肺炎(麻疹は胃炎、細菌性肺炎)、中耳炎、まれに急性脳症がある。感染後は一過性の細胞性免疫抑制が生じる。数年後に発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE:subacute sclerosing panencephalitis)もある。
治療方針
特異的治療はないため、安静、補液、解熱鎮痛薬などの対症療法は主体となる。脳炎を合併した重症例には抗ウイルス薬(リバビリン)の投与が有効との報告もある。
細菌による二次感染が疑われる場合
市中発症の呼吸器感染症の治療に準じる。
接触後発症予防
麻疹抗体価陰性者が麻疹に感染したと考えれる場合、72時間以内に麻疹生ワクチンを緊急接種する。72時間以上6日以内の経過なら、γグロブリン製剤の筋注(50mg/kg)も有効である(高麻疹抗体価製品を選択)。
患者説明のポイント
・多くは自然治癒するが、合併症をきたすことがあり、成人では重症かすることもある。
看護・介護のポイント
・感染力が強く、入院の場合には空気感染予防策を実施する。抗体陽性者が看護や介護に当たることが望ましい。
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2014年10月 5日 09:55
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、麻疹(はしか)について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-全数把握
麻疹(はしか)
measles(rubeola)
新里 敬 中頭病院・感染症内科部長(沖縄)
病態と診断
麻疹は小児の重要な急性熱性発疹性ウイルス感染症だが、最近では、成人麻疹や修飾麻疹が多くみられるようになってきた。2006年4月より施行された麻疹風疹混合ワクチン2回接種の効果がでるまでに数年を要し、母親からの移行抗体が減衰するワクチン接種年齢前の乳幼児と、自然麻疹との接触機会減少によるワクチンブースター効果が得られない若年成人は、麻疹に罹患する可能性が高い。
臨床症状・経過
1.カタル期 感染してから10-12日後に発症、麻疹ウイルスの感染力が強い時期である。2-4日間持続する稽留熱、上気道炎症状、結膜炎症状、消化器症状などがある。発熱から数日後に口腔内の頬粘膜に出現するKoplik斑(周囲が赤く中心が白色の点状斑)は、発疹の1-2日前に出現し診断的有用性が高い。カタル期の終わりに一時熱が下降する。
2.発疹期 熱がいったん下降した後、再び高熱が3-4日間持続する(二峰性発熱)。耳後部から顔面、体幹、四肢へと広がる特有の発疹が出現する。発疹は紅斑性丘疹で始まるが、次第に融合して大小不同の斑状となり、特有の麻疹様顔貌を呈する。3-4日間持続した後に褐色の色素沈着を残す。典型的な発疹がみられずに、診断に苦慮する例もある。
3.回復期 微熱となってやげて解熱する。熱が持続する場合には、肺炎の合併を疑う。成人麻疹は重症化することが多い。
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2014年10月 4日 09:43
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、風疹の診断について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-全数把握
風疹
rubella(German measles)
菅谷憲夫 けいゆう病院・小児科部長(神奈川)
診断
enzyme immunoassay(EIA)による風疹特異IgM抗体の検出によるが、偽陰性、偽陽性があることに注意する。また、EIAやHI(hemagglutination inhibition)法により、4倍以上の上昇を認めた場合は感染の証拠となる。
鑑別診断として、軽症の麻疹、伝染性紅斑、アデノウイルスなどの種々のウイルス感染による発疹症などがある。
先天性風疹症候群(CRS:congenital rubella syndrome)
妊娠早期の風疹感染により、高率に発生する。神経性難聴、網膜症、白内障、動脈管開在、神経遅滞などがみられる。診断は、新生児期の風疹特異IgM抗体の検出による。CRS患児では、ウイルス排泄は1年以上続き、周囲への感染源となる。
CRS予防のために、妊娠前の風疹抗体検査が重要である。罹患歴やワクチン接種歴が不明の場合は、抗体検査が必要である。陰性のとき、ワクチン接種を実施し、3か月間は避妊する。妊娠中の風疹ワクチン接種は禁忌である。抗体陰性の妊婦が、風疹患者と接触したときは、効果は不確実であるが、ヒト免疫グロブリンを投与する場合もある。
ワクチン
麻疹と風疹の混合ワクチンであるMRワクチンの接種は、1期(生後12か月から24か月まで)と2期(5歳から7歳未満で小学校入学前)が実施されている。2008年度からは、MRワクチンを用いて、中学1年性と高校3年生に対する追加免疫が始まった。成人女性の接種には、妊娠していないことを確認して実施する。
治療
風疹ウイルスに対する特異的治療法はなく、対症療法となる。重症の血小板減少性紫斑病では、ステロイドや免疫グロブリン療法の適応となる。
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2014年10月 3日 09:41
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、風疹について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
5類感染症-全数把握
風疹
rubella(German measles)
菅谷憲夫 けいゆう病院・小児科部長(神奈川)
病態
風疹は、トガウイルス科(Togaviridae family)の風疹ウイルスによる発疹性ウイルス感染症である。20-50%近くの風疹は不顕性感染となるのが特徴である。通常は軽症であり、軽度の発熱とリンパ節腫脹を伴って、顔面から始まる全身性の紅斑状のmaculopapularな発疹が出現する。発疹は3-5日で消退する。麻疹と異なり色素沈着はみられない。成人では、時に細かい出血斑となる。リンパ節腫脹は、耳介後部と後頭部が著名となる。結膜充血も時にみられるが軽い。小児よりも成人のほうが臨床的には重い。関節痛、関節炎は小児ではまれであるが、成人で一過性にみられることがあり、特に女性に多い。脳炎(1/5,000例)と血小板減少性紫斑病(1/2,000-3,000例)がまれに合併する。
感染経路は、鼻汁や気道分泌液の接触または飛沫感染の形式をとる。発疹出現の数日前から出現後7日間は感染の可能性がある。潜伏期は2-3週間である。
感染症法では、5類感染症に属し全数報告とされている。学校伝染病の第2種伝染病で、発疹が消失するまで登校禁止となる。
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2014年10月 2日 09:39
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。5類感染症-全数把握、VRE感染症の治療方針について以下参考として引用します。
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総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
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VRE感染症
vancomycin-resistant enterococcal infection
宮崎修一 東邦大学准教授・微生物・感染症学講座
治療方針
VREを保菌状態の場合が多く、保菌患者を除菌する有効な抗菌薬はないので、保菌患者を治療しないことは重要である。さらに、尿路や血管などの留置人工物に定着することが多く、これらの器具の除去が治療に優先される。
抗菌薬治療
1.リネゾリド リネゾリド(ザイボックス)はE.faecalisとE.faecium両方のVREに有効なオキサゾリジノン系薬であり、23Sリボソームに作用する蛋白合成阻害薬で、他の蛋白合成阻害薬との交差耐性は認められない。ザイボックスの体内動態からMICが2μg/mL以下の菌株に有効である。血中半減期は5-7時間であり、経口吸収がほぼ100%で、経口と静注の両方が可能である。
2.キヌプリスチン・ダルホプリスチン キヌプリスチン・ダルホプリスチン(シナシッド)はE.faeciumにのみ有効な静注用ストレプトグラミン系薬であり、キヌプリスチンとダルホプリスチンが30:70の割合となった配合剤である。50Sリボソームに作用する蛋白合成阻害薬であり、血中半減期が約1時間で、胆汁排泄型である。シナシッドの体内動態からMICガ1μg/mL以下の菌株に有効である。副作用として、末梢静脈投与時の静脈刺激性(炎症、疼痛、浮腫、腫脹)が33%に、関節痛、筋肉痛が3-4%に認められる。
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ザイボックス注(600mg)1回600mg 1日2回 点滴静注、またはザイボックス錠(600mg)2錠 分2
2)シナシッド注 1回7.5mg/kg 1日3回 静注 注射部位の刺激性を軽減するために、本抗菌薬の溶解には5%ブドウ糖液か注射用水を用い、希釈には5%ブドウ糖液、糖尿病患者に対しては10%マルトース液を用いてもよいと添付文書に記載されている。
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