成瀬整骨院ブログ
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2014年3月 5日 16:29
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。輪状甲状靭帯穿刺・切開法について以下参考として引用します。1/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
輪状甲状靭帯穿刺・切開法
Needle cricothyroidotomy, surgical cricothyroidotomy
小延俊文 関西医科大学附属枚方病院・呼吸器外科
外科的気道確保には、本項の輪状甲状靭帯(輪状甲状膜ともいう)穿刺・切開法、および気管切開がある。解剖学的には、輪状甲状靭帯は上部の甲状軟骨と下部の輪状軟骨の間に位置する。目印としては喉頭隆起を触知し、その約1横指下に触れる堅固な水平構造物の真下に存在する小さな陥凹部が輪状甲状靭帯である。
輪状甲状靭帯穿刺・切開の適応
口腔や咽・喉頭部の大量出血、高度の変形を伴う顔面外傷、気道熱傷、急性喉頭蓋炎などの急性炎症性疾患や腫瘍、あるいはアナフィラキシー反応などによる上気道狭窄・閉塞では、気管挿管が不成功に終わる場合がある。この状況で、バッグバルブマスク換気にて酸素飽和度が90%以上に維持できない場合は、緊急避難的に輪状甲状靭帯穿刺・切開の適応となる。本項の輪状甲状靭帯穿刺・切開法は、外傷患者などでは、頸椎を進展せずに行え、気管切開法より時間がかからない。
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2014年3月 4日 16:20
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。気管挿管法の手技について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
気管挿管法
Tracheal intubation
西山 隆 愛媛大学大学院准教授・救急侵襲制御医学
5)チューブの挿入:術者は声門から目を離さないようにして、右手でチューブのスリップジョイント部分またはその少し下を指ではさむ様に(ペンホールド)受け取る。ここでも介助者は、術者がチューブを持ちやすいように受け渡す配慮が必要である。チューブは視野を妨げないよう右口角から声門に向けて進めていくが、介助者が患者の右口角を引っ張り口唇を広げると比較的スムーズに挿入しやすくなる。チューブの先端が声門を通過したらスタイレットを抜去しながらさらにチューブを1-2cm進める。術者はチューブが挿入された喉頭部分から最後まで目を離さないようにし、喉頭鏡はバイトブロックを咬ませるまで抜かないようにする。チューブをしっかり把持した状態で、介助者は速やかにカフエアーを注入する。
6)挿管の確認:換気を行いながら、視診による両側胸郭の挙上確認、心窩部へ空気の流入がないこと、聴診器で左右(前側部)胸部のエアー入り音を聴取し胃泡音がないことを確認、チューブの曇りや酸素持続の確認を行う。食道挿管検知器(EDD:esophageal detector device)、二酸化炭素検知器やEtCO2モニターを併用するとより確実となる。
7)チューブの固定:標準的な気管内チューブを挿入する長さは成人男性で23cm、女性で21cm、小児で12+年齢/2cm程度である。正しい位置に挿入されればバイトブロックを併用し固定具で固定する。
迅速気管挿管法(RSI:rapid sequence intubation)
確実な気道確保の適応はあるが、意識レベルの問題や気管挿管という侵襲的刺激による循環動態の変化を防ぐ目的で鎮静を要する場合に、薬剤を用いて入眠、筋弛緩、気管挿管を連続して施行する方法である。①鎮静薬としてミダゾラム(ドルミカム):0.1-0.3,g/kg、プロポフォール(ディプリバン):2.0-2.5mg/kg、ジアゼパム(セルシン、ホリゾン):成人で10mg/回など、②鎮痛薬としてブプレノルファイン(レペタン):4-8μg/kg、フェンタニル(フェンタネスト):1-2μg/kgなど、③筋弛緩薬はベクロニウム(マスキュラックス):0.08-0.1mg/kg、ロクロニウム(エスラックス):0.6mg/kgなどを投与し、RSIを施行する。フルストマックによる嘔吐や誤嚥の危険性、自発呼吸の消失後の予測外の挿管困難の危険性を考慮し、これらの手技に習熟した上級医とともに行うべき手段である。
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2014年3月 3日 16:05
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。気管挿管法の手技について以下参考として引用します。1/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
気管挿管法
Tracheal intubation
西山 隆 愛媛大学大学院准教授・救急侵襲制御医学
手技
1)心電図およびSpO2モニター、EtCO2モニターの装着(monitoring):静脈路確保とともに十分な酸素投与(preoxygenation)を行う。感染防護とために手袋やマスクをすることを忘れてはならない。喉頭鏡のライト確認、チューブに挿入したスタイレットの長さや形状の調節は必ず事前に行っておくこと。また必要に応じて、あらかじめ口腔内分泌物の吸引も行っておく。
2)体位:気道軸と口腔内ができるだけ一直線になるように、後頭部に枕を入れるなどして臭いをかぐ姿勢(sniffing position)をとる。頸椎の過伸展を防ぐためには介助者が用手的正中中間位固定することが望ましい。
3)開口:歯に問題がないようなら指交叉法、動揺歯や歯骨折で術者の指の負傷が危惧される場合は歯を触らないオトガイ下方圧迫法や喉頭鏡で開口させる方法も考慮する。
4)喉頭展開:術者が右利きの場合は通常左手に喉頭鏡を持つが、介助者は、受け取った術者がそのまま操作に入れるようにし、ハンドル部分かの先端を持って手渡す。その後ブレードを右口角から挿入し、舌を左に圧排しながら愛護的に進める。喉頭蓋が視認できたら、喉頭蓋窩にブレードの先端を進めるとともに喉頭鏡を長軸方向で患者の足元上方へ引き上げると、喉頭蓋が反転し声門が見えやすくなる。この際に喉頭鏡を手前に引いたり手首をコックしたりすると歯牙を損傷し、かえって視界を妨げることになるので注意する。また、声門が見えにくい場合は、介助者により甲状軟骨を後方(backward)、上方(upward)、右方(rightward)に圧迫(pressure)してもらうと確認が容易になることがある(BURP法)
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2014年3月 2日 15:58
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。気管挿管法の適応と禁忌について以下参考として引用します。
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
気管挿管法
Tracheal intubation
西山 隆 愛媛大学大学院准教授・救急侵襲制御医学
適応と禁忌
気管挿管は気管内にチューブを挿入・留置し、気道を確保し呼吸を維持し酸素化をはかるものである。したがって、①気道の問題(閉塞、狭窄など)や誤嚥の可能性、②無呼吸、低換気状態、低酸素血症、③重症ショック(心停止など)、④意識レベルの異常(切断する"切断するD")などがある場合に適応となる。原則的に禁忌はないが、あらかじめ経口挿管が困難と想定される場合は経鼻挿管や気管支鏡を用いたファイバー挿管を予定する。また緊急時には外科的気道確保(輪状甲状靭帯穿刺、輪状甲状靭帯切開、気管切開術)が必要となる場合もある。
準備物
酸素投与装置の設置と換気器具(リザーバー付バッグバルブマスク、ジャクソンリース回路、麻酔器など)、吸引器、喉頭鏡、開口器、マギール鉗子、気管チューブ(成人男性:内径8.0-8.5mm、成人女性:内径7.0-7.5mm)、スタイレット、カフ様シリンジ、バイトブロック、固定具(テープ、専用チューブホルダー)、聴診器、潤滑剤、ガーゼ、など。
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バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法について 2/2
2014年3月 1日 15:38
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
バッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸、エアウェイの使用法
Bag and mask ventilation and insertion of pharyngeal airways
中尾博之 神戸大学医学部附属病院特命准教授・救急部
エアウェイの使用方法
エアウェイは自発呼吸があり、舌根部の沈下がある場合に気道を確保するための器具であるが、マスク換気を行う際に気道確保が上手くできない場合いも補助として利用できる。
1.口咽頭エアウェイ 意識が混濁しているような開口できる場合が対象である。鍵型の口咽頭エアウェイの凸彎曲部を上にして、口腔内に半分くらい挿入したところで180度回転させてさらに挿入する。彎曲部によって舌が挙上することで気道が保たれる。ただし、咽頭刺激により嘔吐・喉頭けいれんを誘発することがあるので注意が必要である。
2.鼻咽頭エアウェイ 中世のトランペットの形状に似ていることから別名トランペットエアウェイともいわれ、開口させることが困難な場合に適している。先端が鼻粘膜に迷入するのを防ぐためにゼリーのついたエアウェイを口咽頭エアウェイのときと同様に180度反転させてしようする。ただし、頭蓋低骨折や鼻腔内損傷が疑われる場合には、頭蓋内への迷入の可能性があるので使用を控えるべきである。注意点としては、エアウェイが短いと舌根部に届かず、長すぎると声門部周辺を刺激しまうことである。
3.食道閉鎖式エアウェイ ラリンジアルマスク・エアウェイに代表されるようにいくつかの種類がある。いずれも舌根部の挙上を行い、食道と口腔側をバルーンで閉鎖することによって、チューブを介して送られた酸素は残された通路である気管にのみ送られる仕組みになっている。最近多数の種類が販売されているので、それぞれの手技にあらかじめ慣れておく必要がある。また、固定性が悪いので病院の前での使用時には移動中にエアウェイの位置がずれて換気ができなくなることのないように注意を十分に払うことが必要である。
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