成瀬整骨院ブログ

■ 2018年12月

4類感染症、ブルセラ症の治療方針について

2014年9月15日 12:27

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


4類感染症、ブルセラ症の治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

4類感染症
ブルセラ症
brucellosis
高橋弘毅 札幌医科大学教授・内科学部3講座

治療方針
 完全管理と抗菌薬投与が治療の基本である。貪食細胞内で寄生性増殖するため、セフェム系薬は無効である。単剤投与は耐性菌発現率を高めるので避ける。投与期間は最低でも45日間必要である。ステロイドは原則として禁忌である。ただし、髄膜炎、血小板減少、DICを合併した場合には有効である。外科治療は、心内膜炎の弁置換術、腹部急性化膿性炎症遷延化に対する摘脾術が行われる。
 以下にWHO推奨処を記載する。
処方例 下記1)と2)、または1)と3)を併用する。
1)ビブラマイシン錠(100mg)2錠 分1-2 45日間
2)硫酸ストレプトマイシン注(1g)1回1g 1日1回 筋注 15日間
3)リマクタンカプセル(150mg)4-6カプセル 分1 45日間
 小児や妊婦では、ST合剤とリファンピシンまたはアミノグリコシド(ストレプトマイシン、ゲンタマイシン)の併用が推奨されている。



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4類感染症、ブルセラ症の病態と診断について

2014年9月14日 12:26

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


4類感染症、ブルセラ症の病態と診断について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

4類感染症
ブルセラ症
brucellosis
高橋弘毅 札幌医科大学教授・内科学部3講座

病態と診断
 不明熱の原因疾患の1つであり、感染症法4類に分類される人畜共通感染症である。起炎菌にはブルセラ属菌のBrucella melitensis(ヒツジ、ヤギ)、B.abortus(ウシ)、B.suis(ブタ)、B.canis(イヌ)の4種類がある。現在日本での発生は皆無に等しいため、鑑別診断に浮かびにくい。中近東、インド、地中海地域、中央・南アメリカなど好発地域への渡航歴があれば疑ってみる。上記地域での家畜との接触歴、非加工乳製品の摂取歴があればさらに疑わしい。潜伏期間は2-3週間であり、診断後直ちに届け出の義務がある。
 高熱期と平熱期が交互にみられる波状熱を特徴とする。臨床症状は悪寒戦慄と発汗、全身倦怠感、体重減少に加え、病変が泌尿・生殖器、骨・関節、肝脾、肺・胸膜、心血管、神経・眼など多臓器に生じ多彩である。髄膜炎、心内膜炎、心筋炎、DIC(播種性血管内凝固症候群)など重篤な合併症を呈することがある。慢性例では1年以上の経過を伴うことがあり、慢性疲労性症候群との鑑別が必要である。
 確定診断は血液、骨髄などの組織検体から菌を検出する。ただし、通常の細菌検査に使用される選択培地では分離できないことがある。非選択性液体培地を用いる。また、遅育性のため最低4週間の長期培養を必要とする。その他に試験管凝集試験等の血清診断を用いる。



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4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて 3/3

2014年9月13日 12:23

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて以下参考として引用します。3/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

4類感染症
日本脳炎、その他の脳炎ウイルス
Japanese encephalitis and other viral encephalitides
平松和史 大分大学准教授・医療安全管理部

治療方針
 日本脳炎ウイルスに対する抗ウイルス薬はないため、対症的な治療が主となる。最も頻度の高いヘルペス脳炎との鑑別がつくまでは、抗ヘルペス薬の投与を行う。
処方例
ゾビラック注(250mg)1回10mg/kg 1日3回 8時間ごと 点滴静注
当該内圧亢進に対する治療
処方例
グリセオール注 1回200mL 1日2-4回 点滴静注
けいれんに対する治療
1.予防 血中濃度測定を行い、適切な濃度となるよう投与量を調節する。
処方例
アレビアチン注(250mg)1回125-250mg 1日2回 ゆっくり静注
2.発作時 呼吸抑制に注意し投与する。
処方例
セルシン注(10mg)1回10mg ゆっくり静注
患者説明のポイント
・死亡率は10-30%であり、回復しても精神障害や運動麻痺などの後遺症が残る可能性がある。
・日本脳炎は人から人へ感染する病気ではないことを説明する。
看護・介護のポイント
・けいれんに伴う呼吸停止など急変する可能性があるため、十分な観察を行う。
・誤嚥性肺炎などの合併症の発生に注意する。



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4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて 2/3

2014年9月12日 12:21

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて以下参考として引用します。2/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

4類感染症
日本脳炎、その他の脳炎ウイルス
Japanese encephalitis and other viral encephalitides
平松和史 大分大学准教授・医療安全管理部


診断
 日本脳炎の潜伏期は1-2週間で初発症状は発熱、頭痛が多い。その後、悪心、嘔吐、傾眠などの症状が持続し、意識障害、四肢麻痺、けいれん、昏睡など、重症化し死亡する場合もある。他覚所見では項部硬直、ケルニッヒ徴候などの髄膜刺激所見が認められる。髄液検査では髄液圧は上昇し、リンパ球優位の細胞数増加、蛋白の軽度上昇を認めることが甥。頭部MRI所見としては視床、基底核、脳幹、小脳などにT2強調で高信号領域を認める。
 臨床所見から日本脳炎が疑われる場合、ウイルス学的検査を行う。急性期には髄液からウイルス分離やPCR法による遺伝子診断が可能である。また抗体検査では、回復期の血清抗体で急性期に比べ4倍以上の上昇、または血清、髄液中の抗日本脳炎ウイルスIgM抗体の検出で診断する。



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4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて 1/3

2014年9月11日 12:20

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


4類感染症、日本脳炎、その他の脳炎ウイルスについて以下参考として引用します。1/3


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

4類感染症
日本脳炎、その他の脳炎ウイルス
Japanese encephalitis and other viral encephalitides
平松和史 大分大学准教授・医療安全管理部

病態と診断
病態
 日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科に属するRNAウイルスで、多くは豚で増殖したウイルスを蚊が媒介し感染する。感染症例すべてが日本脳炎を発症するわけではなく、ほとんどは不顕正感染であり、0.1%程度に発症するといわれている。現在、4類感染症に指定され、診断した場合は直ちに保健所に届け出る必要がある。
 1960年代までは年間数千人の発症者があったが、近年は年10名以下の発生と激減している。一方で、自然界における蚊の日本脳炎ウイルス保有状況は大きな変化がなく、その感染の危険性が著しく低下しているわけではないので、脳炎症状の患者を診察した場合には、本症を鑑別として考えることが重要である。また中国、東南アジアなどでは日本脳炎患者が多く認められ、輸入感染症(海外旅行者感染症)としても考慮する必要がある。
 日本脳炎以外のウイルス性脳炎では、ヘルペス脳炎の頻度が最も多いが、その他インフルエンザ、麻疹なども脳炎・脳層を引き起こす場合がある。4類感染症に分類されている脳炎としては、狂犬病、リッサウイルス感染症、西部ウマ脳炎、東部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、ウエストナイル脳炎、ベネズエラウマ脳炎、リフトバレー脳炎、ニパウイルス感染症、ヘンドラウイルス感染症などがあるが、いずれも現在のところは海外旅行者感染症として注意を要する疾患である。



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