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2014年9月10日 12:17
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、デング熱、デング出血熱について以下参考として引用します。3/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
デング熱、デング出血熱
dengue fever,dengue hemorrhagic fever
大西健児 東京都立墨東病院・感染症科部長
治療方針
デングウイルスに有効な抗ウイルス薬は存在しないため、経過観察あるいは対症療法が行われる。デング出血熱やデングショック症候群を発症すれば、補液が重要な治療手段となる。予防ワクチンは実用化されていない。
デング熱
発熱、頭痛などがどうしても我慢できなければ、やむを得ずアセトアミノフェン製剤を投与する。
処方例(成人)
ナパ末 1回500mg 頓用 経口投与
デング出血熱・デングショック症候群
速やかに補液を行う。血液検査でヘマトクリット値を頻回に測定し、その値によって補液量を調節する。
患者説明のポイント
・一般的にデング熱の経過は良好であるが、デング出血熱やデングショック症候群に陥る場合もあることを説明する。
看護・介護のポイント
・通常の看護や介護で、感染者から直接感染することはない。しかし、わが国でも医療従事者が針事故で感染した例があり、採血や注射の際には針事故に注意する。
・前述したように、ヒトスジシマカは日本国内にも分布するので、病室への蚊の侵入に注意する。
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2014年9月 9日 12:16
こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、デング熱、デング出血熱について以下参考として引用します。2/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
デング熱、デング出血熱
dengue fever,dengue hemorrhagic fever
大西健児 東京都立墨東病院・感染症科部長
診断
デング熱は次の①-④の方法で行われる。すなわち、①血液からデングウイルスを分離する、②PCR法で血液からデングウイルスの遺伝子を検出する、③デングウイルスに対する血清のIgM抗体を検出する、④急性期と回復期に搾取した血清抗体価で有意の上昇を認める、である。なお、マラリア、腸チフス、パラチフス、さらにはチクングニア熱やウエストナイル熱などの蚊が媒介するデング熱以外のウイルス疾患との鑑別が重要である。
デング熱は4類感染症に指定されており、デング熱の患者を診断した医師は直ちに最寄りの保健所へ届け出なければならない。さらに、血管透過性亢進による血漿漏出症状、血小板減少(100,000/㎜3以下)および出血症状の3者をすべて認めた場合には、デング出血熱として報告する。
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2014年9月 8日 12:14
こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、デング熱、デング出血熱について以下参考として引用します。1/3
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
デング熱、デング出血熱
dengue fever,dengue hemorrhagic fever
大西健児 東京都立墨東病院・感染症科部長
病態と診断
病態
1.デング熱 デング熱はデングウイルスの感染症で、熱帯や亜熱帯地域に分布し、デングウイルスを保有する蚊がヒトを吸血する際にヒトに感染する。デング熱の主要媒介蚊はネッタイシマカであるが、ヒトスジシマカは日本にも分布する。蚊の唾液中に含まれるデングウイルスは、蚊がヒトを吸血した際に毛細血管内部あるいは毛細血管の周囲組織へ侵入する。その後、所属リンパ節や血管周囲組織のマクロファージ・単球系で増殖すると推定するされている。
デング熱の潜伏期は2-15日(3-8日が多い)で主症状は発熱であり、発熱以外の症状として頭痛、眼後部痛、関節痛、腰部痛がある。発熱は5-7日間続き、発熱出現後3-4日位に発疹がみられることもある。デングウイルスに感染すれば免疫を獲得し、以降はその血清型のデングウイルスには感染しない。しかし、他の型のデングウイルスには感染する。
2.デング出血熱 一部のデング熱患者で発熱出現2-7日後に、デング出血熱といわれる状態になり、発汗、四肢の冷汗、皮下の点状出血や鼻出血などがみられる。さらに、胸水や腹水が貯留することがあり、精神的に不安状態や興奮状態となることがある。これらは血管壁の透過性亢進に基づく血漿漏出による循環血液量の減少および出血傾向に起因する症状である。血漿漏出が進行するとさらに循環血液量が減少し、ショック状態となる。この状態をデングショック症候群という。デング出血熱の発症機序は解明されておらず、以前に感染したものとが別の型のデングウイルスに感染した場合に発症するとする考えがある。この場合、再感染によってサイトカインの過剰産生が生じ、それがデング出血熱を引き起こす原因であろうとし推測されている。
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4類感染症、リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)について 2/2
2014年9月 7日 11:41
こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)について以下参考として引用します。2/2
今日の治療方針
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総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)
rickettsial diseases [tsutsugamushi disease(scrub typhus)and Japanese spotted fever]
原 弘之 日本大学准教授・機能形態学系
日本紅斑熱
病態と診断
フタトゲチマダニ、キチマダニ、ヤマモトマダニなどが保有するRickettsia japonicaが病原体である。本症も4類感染症に分類されている。南・西日本の太平洋沿岸地域に発症例が多いが、発生地域の拡大傾向にある。夏をピークに春-秋に発生している。
日本紅斑熱の主要三徴候は、刺し口、発熱、発疹である。潜伏期は2-8日とツツガムシ病に比べ短い。悪寒戦慄を伴って突然38-40℃の発熱で発症する。熱型は弛張熱で、高熱は数日持続する。発疹はツツガムシ病に比べ、四肢遠位部に強く出現し、手掌・足底にも多発する。熱痂(エスカー)が固着する刺し口はツツガムシ病に比して小さいとされる。所属リンパ節腫脹はみられるが、全身のリンパ節腫脹はまれである。
検査所見ではツツガムシ病と同様にCRP強陽性、赤沈亢進、白血球減少や肝機能障害がみられる。確定診断は間接蛍光抗体法または間接免疫ペルオキシターゼ法による血清診断である。また、末梢血から、PCR法によるリケッチアDNA検出も行われている。
治療方針
テトラサイクリン系抗菌薬が第1選択である。ニューキノロン系薬が有効であるとの報告もある。
軽症例
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ミノマイシン錠(100mg)2錠 分2 解熱後7-10日まで
2)ビブラマイシン錠(100mg)2錠 分2 解熱後7-10日まで
3)シプロキサン錠(200mg)3錠 分3
重症例
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ミノマイシン注(100mg)1回100mg 1日2回 点滴静注
2)シプロキサン注(300mg)1回300mg 1日2回 点滴静注
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4類感染症、リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)について 1/2
2014年9月 6日 11:39
こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。4類感染症、リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)について以下参考として引用します。1/2
今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院より引用
4類感染症
リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)
rickettsial diseases [tsutsugamushi disease(scrub typhus)and Japanese spotted fever]
原 弘之 日本大学准教授・機能形態学系
ツツガムシ病
病態と診断
ツツガムシ病はOrientia tsutsugamushiを病原体とする急性熱性発疹性感染症である。本症は4類感染症に分類され、直ちに保健所へ届出義務がある。本症は、ダニの一種であるツツガムシの幼虫に吸着され、皮膚に侵入した病原体により発症する。ツツガムシ病は山形、秋田、新潟県などの河川領域で主に夏季に発症し、風土病として知られていた古典型と、戦後北海道、沖縄などを除いた全国で発生がみらる新型とに分類される。古典型ツツガムシ病は、アカツツガムシを媒介とするが、新型ツツガムシ病はフトゲツツガムシやタテツツガムシなどが媒介である。発生場所は山地や山間部が多く、秋から春にかけてみられる。最近のツツガムシ病発生例の大半は新型によるものである。
ツツガムシ病の主要徴候は刺し口、発熱、発疹である。5-14日の潜伏期を経たのち、突然、悪寒戦慄を伴って39-40℃の発熱が数日持続する。熱型は、古典型は稽留熱、新型は稽留熱ないし弛張熱である。2-4病日に自覚症状の乏しい紅斑ないし紅斑状丘疹が汎発する。部位は体幹に多く、顔や下腿は少ない。刺し口は全例にみられ、5-10mm大の浸潤性紅斑局面で、中心に焼痂(エスカー)が固着している。刺し口は体幹など隠れた部位に多い。表在リンパ節腫脹は、所属リンパ節のほか全身のリンパ節も腫脹することがある。その他、眼球結膜充血、咽頭発赤、肝脾腫も多い。重症例では、播種性血管内凝固症候群、多臓器不全や脳脊髄膜炎などで死亡することがある。
検査ではCRP強陽性、赤沈は亢進する。白血球は減少、核の左方移動、異型リンパ球が出現することが多い。肝機能障害はほぼ必発する。確定診断は、患者血清から間接蛍光抗体法または間接免疫ペルオキシターゼによる血清診断か、PCR法を用いたDNAの検出による。血清診断にはKato型、Karp型およびGilliam型(いずれも保険適応)の標準3種のほか、Kuroki型、Kawasaki型(いずれも保険適応外)による同時測定が推奨される。判定は、急性期血清でIgM抗体が有意な上昇、あるいはペア血清で抗体価が4倍以上の上昇を陽性とする。
治療方針
テトラサイクリン系抗菌薬が第1選択である。テトラサイクリン系が使用できない場合は、クロラムフェニコールを用いる。
軽症例
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ミノマイシン錠(100mg)2錠 分2 解熱後7-10日まで
2)ビブラマイシン錠(100mg)2錠 分2 解熱後7-10日まで
重症例
処方例
ミノマイシン注(100mg)1回100mg 1日2回 点滴静注
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